2017.09.01 Friday

憲法が危ない! 鈴木邦男

鈴木氏の経歴を見ると、政治団体「一水会」元最高顧問とか新右翼などと書かれており、極端な思想の方かと思ってしまう。

だが考え方はいたってまともで、賛同する主張も多い。

同じ右翼でも、ネトウヨと呼ばれる知的水準の低い層とは、レベルいや次元が違い過ぎる。

憲法に関しては、基本的には改正したいと思っているようだが「自由のない自主憲法より、自由のある押し付け憲法の方がましだ」ということで、安倍政権の憲法改正へ向けた動きに警鐘を鳴らしている。

鈴木氏も若いころから憲法改正を訴えてきたような方なのだが、ちょっと自虐的に「どうせ変わらないよな」と思いながらの活動だったらしい(笑)

また、この本の中で出てきた「愛国心」という言葉の危険性といったところには納得することも多く、愛国心は押し付け強要するものでもないし、そもそも愛国心って必要なんだろうかという問題提起もされている。





基本的に真面目な本なのだが、鈴木氏は遊び心のある方なのか、ちょっと笑えるエピソード等も記載されており読みやすい。

憲法を考える際に是非読んでほしい本である。

2016.11.07 Monday

分断社会ニッポン 佐藤優 井手英策 前原誠司

佐藤優氏、井手英策氏、前原誠司氏の異色の3人が、今日の日本で問題となっている様々な格差の問題点を指摘している。

所得格差、世代格差、地域格差、性別格差といった点に注目している。

例えば、所得の高い層(正規雇用が中心?)と所得の低い層(非正規雇用が中心?)との間に分断線があり、これが今の住みづらい社会を作っているのだとのことである。

社会の分断は「人並みに認めてほしい」という人間の「承認欲求」を傷つけるという言葉が印象に残った。





また将来に関して最も不安を抱えているのは「没落を恐れる中間層」とのこと。

低所得層の中には、ある種のわりきりがあって「生活保護を受けていればいいや」と考えるらしい。

ところがいわゆる中間層は「生活保護なんてとんでもない」と考え、没落することを恐れてしまう。

なおこの層が右傾化して「日本会議」を支持したりしているらしい。

ちなみにこの指摘に、日本会議の関係者でもある前原氏は終始無言だった…(笑)

2016.03.18 Friday

警察捜査の正体 原田宏二

ノンキャリアながら、釧路方面本部長まで務めた原田宏二氏。

札幌弁護士会館で、道警の裏金問題についての会見を開いた方だと言えば分かってもらえるだろうか?

警察でかなり出世した原田氏が、現在の警察の問題点を数多く指摘している。

普通の生活を送っていると、犯罪などとは無縁で、何ら関係ないじゃないかと思うかもしれないが、そうではない。

例えば、コンビニや駅のホームと至る所に取り付けられている防犯カメラ、この法的根拠は明確ではないのである。

録画することにも、録画したデータを公開して捜査することにも、大きな問題があるとのこと。

例えば、たまたま犯罪現場の近くにいて防犯カメラに写ってしまい、その画像で公開捜査などされてしまったらたまったものではない…

当分の間、平穏な生活は送れなくなるだろう…

同様にDNA捜査に関してもそうらしく、刑事訴訟法と照らし合わせてもグレーゾーンなところが多い。




また今日の警察が抱える問題点、キャリア制度問題や各種発表数字の不正などについて、実体験を踏まえて記載されており興味深い。

ところで1つ不思議なのが、警察の手法にこれだけ多くの疑問を抱いていた原田氏が、どうしてここまで高いポジションに出世できたのだろうか?

もし刑事訴訟法を厳守し、これだけ出世する成果を上げたのなら、とんでもなく優秀な警察官だったということになる。

2016.03.17 Thursday

経済的徴兵制 布施祐仁

もし日本が他国と戦うことになった場合、先頭に立って戦うのは自衛隊の方々。

では一体どのような方々が自衛隊に入隊してくださっているのだろうか?

「家が貧しくて学校に通わせる経済的余裕がない」から自衛隊に、「他に良い就職先がない」から自衛隊にとの方が多いらしい。

あと偏差値の低い高校が、自衛隊の供給源として狙われていたりと…





日本の格差社会化がより進んだ方が、自衛隊は人材確保に困らない。

年収200〜300万の低賃金で働くくらいなら、公務員だし自衛隊に入るかと思っても仕方がないのである。

と言うことは、現政権は絶対に格差是正なんて本気でやらないよね。

逆に格差社会拡大に向けての施策を進めていきそうで怖い…

2016.01.02 Saturday

雇用身分社会 森岡孝二

さすが岩波新書と言うべきか、現代の労働環境の問題点を見事に指摘している。

森岡孝二氏の本は初めてなのだが、いい意味で学者っぽくなく読みやすい。

第1章では、戦前の地獄のような働き方が書かれているのだが、私が知らないことが多く勉強になった。

当時は、性別による差別が著しくひどいように思えた。

第2章では、派遣労働の問題点を指摘している。

特に「使用関係」と「雇用関係」を分離することによって、使用者が労働者に対する安全健康配慮義務を免れることを可能にしている指摘には、なるほどと思ってしまった。

同じ非正規雇用でも、パート・アルバイトでは直接雇用であるため、そういうわけにはいかない。

第3章では、パートに関してというセクションなのだが、女性の働き方に関しての問題点について述べられている。

私の周りには、パートで生計を立てている女性がいなかったり、男女同権の会社に長くいたため、あまりピンと来なかった。

第4章では、正社員の過酷な働き方について書かれている。

最近の話題である「限定正社員」についても触れられており、その問題点指摘も的を射ている。

第5章で、この本のテーマである雇用形態が身分を作るということが書かれている。

雇用形態により、給料が大きく異なり、そのことが人生設計に大きな影響を与えるとのこと。

第6章では、第5章の補足と言う感じで、政府の責任について言及している。

官製ワーキングプアなども取り上げており興味深い。





この著者である森岡氏の本は分かりやすいので、元々この手のテーマの本が好きな方だけでなく、労働問題を学ぶ学生などが読んでも参考になると思う。

個人的に、かなりオススメの本だと思う。

本当は非正規の方々にこそ、こういう本を読んでほしいのだが、それは厳しいのかもしれない…

2015.10.17 Saturday

超訳 日本国憲法 池上彰

池上彰氏が日本国憲法を分かりやすく解説。

色々な解釈がある条文に関しては、それらの解釈を紹介している。

どちらの解釈が正しいといった内容の本ではない点は要注意。
悪い言葉で言えばどっちつかず…

憲法の基本を勉強したい人にはもちろんだが、憲法について教えないといけない立場の親御さんにもオススメの本。



ちなみに憲法の条文を具体化した法律に関しても記載されているので、一定レベル以上の方にも飽きずに読んでもらえるのではないかと思う。

2015.09.28 Monday

すべての組織は変えられる 麻野耕司

なんとなく購入した本だったのだが、購入した後で意外と売れている本だと知る。

この手の本は、敢えて難解な言葉を使っていることが多いのだが、この本は逆で平易な言葉で書かれている。
そのため、移動時間などを利用して2日で読んでしまった…

納得できるところもある一方、「これってどうなの?」と思えるところもあった。

「戦略至上主義という病」の章で、「感謝と謝罪の効果」に言及しているところがあった。

私自身、自分のチームのメンバーに対し、繁忙期に特に頑張ったものに感謝の気持ちとして食事に招待や、ブランド物のネクタイを渡したりしていた。
また性格的に、自分の采配ミスの場合、素直に「私の判断ミスだった、申し訳ない」と頭を下げることもある。

ところが、このような対応をしても、心に響かない鈍感な者が1人はチームにいて、奢りで食事に連れていっても1人だけしらけている。
こういう者も結構いるので、感謝と謝罪も相手によって使い分けるべきだと思う。
ちなみに、そういう方は社内で相手にされないので、辞めていくことになるのだが…

「会議が空回りする病」の章で、問題がテーブルの下に隠れているということが書かれていた。

これは、問題点を会議で報告すると叱られるから伝えないということである。
私からすると、会議の問題点というより、会社の雰囲気(社風)の問題である。

外資系企業で働いていると、上司に対しても気軽に相談できる雰囲気があり、問題を発見すると躊躇せずに会議で報告しやすい。
フォルクスワーゲンは知らないが…(笑)

日本の企業では、なかなか悪い報告はしづらいようで、東芝のような事が起きてしまう。

会議を変えるには、難しいことではあるのだが社風を変えることが重要に思う。




これ以上書いてしまうとネタバレになるので、この辺でとどめておく。

管理職の経験豊富な方には、やや物足りないかもしれないが、管理職になりたての方や人事制度構築などに興味がある方には、ぜひ目を通してほしい本である。

2015.09.14 Monday

日本の大問題 「10年後」を考える 一色清 姜尚中

この本はちょっとズルい。

と言うのも、佐藤優氏、上昌広氏、堤未果氏、宮台真司氏、大澤真幸氏、上野千鶴子氏という「本を出せば売れる人」を集めての講義だからである。

私がよく読む佐藤氏、堤氏といった方の部分はもちろんだが、個人的には上氏、宮台氏の部分が新鮮だった。

宮台氏の文は、私にはやや難しかったのだが、特に読み応えあり!





ちなみにモデレーターである一色清氏と姜尚中氏の対談で「グローバル化」の問題点を語っているのだが、ここは興味深かったので、もう少し掘り下げてほしかったと思う。

2015.09.13 Sunday

英語化は愚民化 施光恒

なんとなく購入した本だったのだが、意外に興味深かった本。

興味を持った理由と言うのが、私が外資系の企業で働いており、英語を使わざるを得ない環境に置かれることが多いからである。

そのような環境で働いていると、英語でPPTで資料を作り、英語でミーティングといったことが日常茶飯事である。

本国への報告であったり、外国人が参加するミーティングだったりということで、どうしても英語を使った方が好ましいという状況が生まれてしまう。

私は、これは当然のことで、おそらくこの本の著者の施光恒氏も、同様だと思う。

ところが、今の日本が推し進めているのは、異常なまでの英語化である。

「英語偏重教育」「英語特区」と言ったものは、誰がどう考えても、財界のニーズとして思えないのだが…
(大学をはじめとする学校は、ビジネスマン養成学校でしたっけ?)

もちろん英語の教育自体は重要で、適度な英語教育、外資系企業で英語を使うといったことは、当然だと思う。





また英語を公用語とすることで、日本語の地位の低下の危険性が高まることや、中世ヨーロッパでラテン語から現地の言葉に翻訳されることで大きな変革をもたらした話など大変興味深かった。

ただ現実的な話をすると、グローバル化という名のもとに、英語を使えたことが好ましい環境は増えていくと思われる。

そこで英語力があったほうが、仕事を見つけるにしても、よい収入を得るにもチャンスは広がるはずである。

繰り返しになるが、誰もが強引に英語を学ばざるを得ない環境には反対だし、過度な英語化は混乱しか生まないと思う。

だが、必要に応じて英語を学ぶことは好ましいことだし、実際に私は英語を使う機会が多い環境で仕事をしている。

2015.06.18 Thursday

ブラック企業 今野晴貴

ブラック企業問題に取り組む第一人者である今野晴貴氏の本。





2012年に発売された「ブラック企業」の続編である「ブラック企業2」が今年発売された。

「ブラック企業2」では、「ブラック企業」の復習から始まり、自らブラック企業に志願してしまう人の問題点を指摘。

今野氏はブラック企業に入る若者を3グループに分類

◇わかっていたけど他に内定が取れなかった
◇わからなくて入ってしまった
◇わかっていたけど自ら入った

この中で、なかなか理解しづらい「わかっていたけど自ら入った」グループについて分かりやすく解説している。
その手法が新興宗教に近い感じで怖さを感じてしまった。


次に、実際のブラックと呼ばれる企業の、異常な職場環境を紹介している。

明らかな違法行為であっても、大学卒業後まだ間もない社員であれば、おかしいと思っても声を出せない環境が作り上げられているようである。

私自身も問題の多い企業で働いた経験もあるのだが、自分の場合は労働基準法等を吟味して問題を調べ上げ、ネットで公表してみたり(口コミサイト・SNS等)、労基署を入れてみたりと色々と経験がある。
(ちなみに、その結果として労務管理ができるようになってしまった…)





終盤では、労働基準監督署のマンパワー不足の問題などを指摘している。

労基署の方々は親身に相談にのってくれる方も多いのだが、確かにあまりにも相談件数が多いと動くに動けない。

そこで私は、ある程度のおぜん立てをして労基署に相談に行くことにしている。

例えば長時間労働が問題の場合である。

私は、勤務開始時と勤務終了後にスマホで社内の時計の写真を撮る。
もしくは、自分のデスクのPCから、自分の個人メール宛にメールを送る。
(外部のフリーメール等に送れない場合、自分の社内アドレスにメールを送り、それを印刷する)

こうすることで証拠用のタイムカードの出来上がり。

これに加え、上司からの違法性の高い命令を録音し、まとめて持参すれば、労基署が証拠集めする手間が省け動きやすい。

どうしても企業と戦わなくてはならない場合、参考にして頂ければ幸いである。

2015.05.31 Sunday

中高年ブラック派遣 人材派遣業界の闇 中沢彰吾

派遣社員と一言で言っても、営業アシスタント等のオフィスワークや、IT系の技術者派遣などもあるが、この本では派遣の中でも特に最下層に位置する日雇い派遣を扱っている。

この本のタイトルは「中高年ブラック派遣」というタイトルなのだが、中高年が派遣で働く場合は、日雇い派遣くらいしか働き口がないらしく、日雇い派遣のひどい労働環境を取り上げている。

中高年に限らず、日雇い派遣で働くということは、どういうことかということがよく分かる本である。

「ほんとにおまえは馬鹿だな」
「中高年は汚いからダメ」
「てめえみてえなじじい、いらねえから」

このような暴言が飛び交うような環境で、小銭しか稼げないような労働環境に置かれる労働者…

著者である中沢氏が自ら体験した労働環境を色々と紹介してくれているのだが、特に印象的だったのが、巨大モールIでのガラポン抽選会の話。

お正月のイベントということで、同じ業務に携わるイベント会社は防寒着着用なのに、派遣社員はスーツのみ。

契約時間より早く業務が終わったら、契約時間分の給料の保証もなく、仕事を切り上げろとのこと。

この対応がおかしいと抗議すると、巨大モールIの担当者が「馬鹿なの?」「派遣のクズが…」等々の暴言の連発。

法的に正しいことを言っても、相手のレベルが低いと、会話が成立しない…

これって安倍晋三と他の政治家が話している時も…



ちなみに巨大モールIってイオンじゃないのだろうか?
(※もし違っていたら訂正しますのでお申し付けください)

民主党の岡田克也代表に、この本の感想を聞きたいのは私だけですかね?

2015.05.06 Wednesday

朝日新聞 朝日新聞記者有志

慰安婦問題、吉田調書問題、池上コラム掲載拒否問題と、大手メディアとしてはありえない不祥事が続く朝日新聞。

その朝日新聞の内情を朝日新聞記者有志が暴露した本。
(もちろん著者が朝日新聞記者有志なので、その点は加味して読まなくてはならない)

この本を読んで、異常なまでのエリート意識にはじまり、上に物が言えない社風等々、メディアとしてあるまじき朝日新聞の社風に辟易してしまう。

また権力闘争に際し、社内の不祥事等も含む社外秘を、平然と他メディアに売ってしまう姿勢など呆れてものが言えない。

私が最も頭に来るのが、このような不祥事続きの企業なのに平均年収が1,000万円以上な事であるが…





ちなみに、自らの意思で判断した池上コラム掲載拒否を、部下に責任を押し付けたりした木村伊量元社長。

これってブラック企業の社長レベルの言動では?

おまけに社長退任後も、特別顧問として居座ろうとする姿勢といい、人として最低のレベルに思える。

こういう人が社長なのだから、組織のレベルと言うものが窺い知れるものである。

2014.12.04 Thursday

追及!ブラック企業 新日本出版社

「ワタミ」「ユニクロ」と言った企業の労働環境を取り上げ、その問題点を指摘する本。

ワタミは居酒屋だけではなく、「ワタミの介護」や「ワタミの宅食」と言った部門でも姑息な手段で労働者を食いものにしている。
その姑息な手段の結果、最低賃金にも満たない金額で働くことになっているのである。

「よくもまぁ…」といった言葉しか出てこないくらいひどい。

「ユニクロ」にしても、新卒で入社した社員を早くから店長にし、こき使うといった手法を徹底的に批判している。
また店舗には、数名しか正社員がいないため、新卒で店長になった方が頼れる人すらいない状況になっている。

これでは精神を病んでしまうのも頷ける…





私は「ワタミ」「ユニクロ」と言った企業では、極力食事もしないし、商品も買わないことにしている。

買ってしまったら、そのお金は労働者ではなく、会社に吸い上げられてしまうから。

ところで、この本の第2弾とか出ないんでしょうかね?

2014.02.16 Sunday

原発の倫理学 古賀茂明

元経済産業省の古賀茂明氏が、原発の問題点を倫理的に語っている。

ご自身が今までに発行したメールマガジンの内容に手を加えて出版しているので、いきなりテーマが変わることがある。
ただ私のように仕事の合間などの空き時間で読むには、何ら問題はない。

「原発の安全面での問題点」
「原発のコスト面での問題点」
「原発の廃棄物処理の面での問題点」
等の、ごく当たり前のことを分かりやすく書いてくれている。




原発否定派の方には、この本を是非読んで頂き、理論武装してもらいたい。

また原発容認派の方にも、この本を読んで頂き納得いく反論を聞かせて欲しいものである。

個人的には、このような古賀氏のような人間にこそ、電力行政を取り仕切って欲しいと思う。

2012.05.03 Thursday

検事失格 市川寛

私自身がロースクールに進学しようと思っていたこともあり、どうしてもこのような本は手に取ってしまう。

起訴便宜主義で、起訴するかしないかの権限を“ほぼ”独占している検事を、私は世の中でいちばんの権力者だと思っている。
その検事を失格とは、いったいどういうことだろうか?

そのようなことを考えると、この本のタイトルはたいへん興味深い。

また文章は、回りくどい言い方ではなく読みやすいので、大学で法律を学びたい高校生などにも読んでほしい本である。



私は、以前から世の中で一番怖いのは検察だと思っていたのだが、この本を読んでそれは事実だと思った。
というのも、取り調べにおいて、事実などお構いなしに検事の“好き勝手”に調書を作られ起訴されるのである。
国家権力に目を付けられることほど怖いものはない…
(暴力団などより、検事の横暴を規制する法律のほうが必要に思えたのは私だけだろうか?)

また普通の会社と検察を比べて、【上層部】⇒【中間管理職】⇒【若手】と、責任転嫁が上から下へと落ちてくるのは、検察も普通の会社も一緒だと思った。
上ほど責任をとりたがらない点も似ていると思った。

私が以前いた会社(プロ野球チームを持つ某会社)でも、仕事のできない執行役員がいて、部署の業績が悪かった際に、部長orマネージャーに対して「お前らのせいだ!」と責任転嫁をする例が多くみられた。

中間管理職は、責任を若手社員に転嫁すれば良いのだが、それを“潔し”としない人間は「アホらしい」と思って辞めていった。
(ちなみにこの会社は、人の入れ替わりが激しく、毎月のように“歓迎会”と“送別会”があり、自分がどっちに出ているのかも分からなくなることも多かった)

このように、明らかに“人道に反する”と思えることを強要された際には辞めれば良かったのである。
検事は辞めても、ヤメ検弁護士や大学教授と仕事の口は見つけやすいと思うのだが。

納得できない指示を受けた際に、「辞める代わりにメディアに公表するぞ」とでも言えば、強引な立件はなかったかもしれない。

2011.11.19 Saturday

日本人の9割に英語はいらない 成毛眞

マイクロソフト元社長である成毛氏の本。

「英語業界のカモになるな」
「英語ができても、バカはバカ。」
といったサブタイトルや帯が挑発的で気になっていた本。

これを英語公用語化が進んでいる楽天で購入(笑)



私の率直な感想を言えば総論賛成各論反対といったところである。

誰もが英語を死に物狂いで勉強しなくてはならないというのは私にも奇妙に思えてならない。
私が以前いた会社は英語公用語を進めている会社である。
そこでは国内の企業、つまり日本人とのやりとりが大半な部署であっても英語でマニュアルが作られたりしている。
しかし英語力は低く私がいた部署で自分より英語ができる人はほぼいなかった。
そのような状況で英語を用いる意味が分からない。
もちろん国際的な業務を行う部署では英語は不可欠だと思うので、英語力を求めるのは当然だと思う。

だからと言って英語を勉強する必要がないというのは言い過ぎである。
私は政治学や国際関係といった分野が好きなのだが、アメリカをはじめ海外で起きている出来事を現地からタイムリーに知りたいと思う。
日本のメディアも当然ニュースにするだろうが、この国のメディアはおかしいのでそのニュースが取り上げられない可能性がある。
そういう場合には英語は必要だと思う。
そのような人間が日本人の1割という事はないと思う。
マーケティングをやっている人間がアメリカの成功事例を一刻も早く導入したい、IT業界の人が最新の技術を知りたいということは多々あると思うのだが。

ちなみに私はアメリカブランドの企業で働いているので現地との為替レートや原価計算等で英語力がないと仕事にならない状態にいる。

あと真の教養や本当の学問の重要性を説いていながら、自分の娘にゴルフを教えていた(笑)
「そこは教養を教えろよ!」と思ったのは私だけだろうか?

2011.06.08 Wednesday

石川遼が無免許運転!!

石川遼が、取得した国際運転免許証が日本国内では無効だと知らず、乗用車を運転していたことが8日、分かった。
これは「知らなかった」ではすまされない重大な違法行為である。

〜道路交通法〜
第117条の4 次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。

2 法令の規定による運転の免許を受けている者(第107条の2の規定により国際運転免許証等で自動車等を運転することができることとされている者を含む。)でなければ運転し、又は操縦することができないこととされている車両等を当該免許を受けないで(法令の規定により当該免許の効力が停止されている場合を含む。)又は国際運転免許証等を所持しないで(第88条第1項第2号から第4号までのいずれかに該当している場合、又は本邦に上陸した日から起算して滞在期間が1年を超えている場合を含む。)運転した者

懲役刑もありえる違法行為であり、人の命を殺めてしまう危険性もあるのである。
一般人の場合は身柄を抑えられてもおかしくないとも思うのだが、有名人だという事で逮捕はされていないようである。
(まあ石川遼の場合、逃亡の恐れはないだろうけど…)

しかし特別扱いはこれだけにして、通常の取り調べ、それを踏まえた起訴⇒裁判と行うべきである。
インターネットの書き込みを見ていると、ファンの方だと思うのだが「うっかりだから仕方がない」「法律がおかしい」といった幼稚な同情コメントが多い。

当然だが「うっかり」は減刑の理由にはならないし(悪質性がない点は減刑理由にはなる)、法律がおかしいか否かを判断するのは司法であり国会である。

また石川遼と同年代の方々は親御さんに「遼くんみたいになりなさい!」とか言われて困惑したことがないだろうか?
今回の件で親御さんのそのような発言も減るだろうし、もし言われた場合、
「オレ犯罪者なりたないわ!」って言い返してやろう。

にやけ面でゴルフやる前に、最低限の法律くらい勉強して欲しいものである。
ちなみに私はこの“にやけゴルファー”が大嫌いである。

2011.05.22 Sunday

ある検事の告発 三井環

元大阪高検公安部長・三井環氏の本。
高検の部長ともなれば、検察の中でもかなりの地位である。

そんな彼が大阪地検特捜部に逮捕されてしまう。
大阪地検と言えば、証拠品を改ざんしてしまうような検事がいるところである。

微罪、でっちあげにより逮捕され起訴されてしまう。
裁判では実刑の有罪となり収監されてしまうのだが、本当に彼は収監されてしまうようなことをしたのだろうか?

著者は検察組織を恨んでおり、私怨と思われる記述も多いのだが、検察の重大な問題点を提起してくれており興味深い。



検察のあり方に疑問を抱いている方、鳥越俊太郎氏のTV番組“ザ・スクープ”が好きな方にはお勧め。

2011.02.01 Tuesday

実録 政治 vs 特捜検察

小沢一郎氏が強制起訴された今こそ読んでほしい本。

まず興味深かったのが、この本の趣旨とは異なるのだが議員の秘書の仕事について細かく書かれている事である。
私の私見ではあるのだが、世の中の人達は政治家とは接する機会はあっても議員の秘書と接する機会があまりない。
その点で、この本は議員の秘書がどのような仕事をして、どのような点で苦労したのかという点が書かれていて興味深い。

検察の取り調べについても、議員秘書というある程度立場ある人間への配慮に欠ける検事の対応は正直いかがかと思う。
最初に取り調べを担当した検事については好意的に描かれていたが、私は最初にあまい検事を当て、次に厳しい検事を当てるのは検察の作戦ではないかとも思えてしまった。
野球の緩急をつかったピッチングが分かる人にはその意味が分かるかと思う。

またこの秘書の女性が逮捕された嫌疑は“政治資金規正法違反”なのだが、小沢一郎氏が今回強制起訴された嫌疑も“政治資金規正法違反”
小沢一郎氏の元秘書であり、衆議院議員である石川知裕氏の本音なども掲載されている。





個人的に興味深い本であったので、政治や司法とかに興味がある方には読んでもらいたい。

2010.11.21 Sunday

新卒の就職難

最近テレビや新聞で“新卒の就職難”の特集をよく目にする。
来年の3月に卒業する学生で未だに就職先が決まっていない人も多いとのこと。

新卒カードという貴重な武器を使えず卒業すると、その後は非正規社員としての険しい道を歩むことになる可能性は高い。
そうなると正社員に這い上がるのは難しくなる。

実は私自身が就職活動を行った時期も就職氷河期で、あまり良い企業に就職できなかった人間である。
しかし数回転職を繰り返し、入りたい企業ランキングの比較的上位に顔を出すような企業で働いている。

そのような経験がある人間が、昨今の就職活動の姿を見て感じたのは「大人しそうだな」「地味だな」ということである。
みなさん紺色のリクルートスーツに白いシャツを着て、大人しく面接官の言う事に頷いている。

でもこれだと誰もが同じ感じで個性がなく印象に残らないのではないか?
思い切ってちょっと違う格好をしてみたらどうだろうか?

あまりにも奇抜な格好はNGだが、ちょっとストライプが入ったシャツを着たり、若干光沢のあるス−ツとかはいいのではないか?
学生さんの就職活動と大人の転職活動とは別物なのかもしれないが、私は面接はちょっと派手な格好で臨んでいる。


また面接時に私は過度にペコペコするようなことはしなかった。
そのような態度を強いる会社なんか、社内はパワハラだらけだと容易に想像できる。

私は面接には「喧嘩に行く」ような気持ちで臨んでいる。
相手の対応が横柄だと大喧嘩になるのだが(笑)、ストレス発散になるし、きっちり交渉し(脅して?)当日の交通費はぶんどってくる。
喧嘩だと思って臨んだら、相手の担当者がいい人で第一声で「弊社を受けてくれてありがとう」なんて言われたら、「この人は神なんじゃないか?」と思えてしまう。
そう思うと、その神様が拾ってくれるかもしれない。

上記に私が書いた内容は、就活の一般常識とは大きく異なる。
しかし失礼な言い方だが、正攻法で内定が取れないまま今日に至ったのではないか。
ならば思い切って奇策を用いるのも手だと思うのだが。

強者は正攻法で成果が出るかもしれないが、弱者が勝つには奇策が必要なのではないか?
横浜ベイスターズが、阪神タイガースや読売ジャイアンツに真正面から闘いを挑んでは勝つのは難しい。

2010.11.02 Tuesday

現代語訳 学問のすすめ 福澤諭吉 齋藤孝

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という部分が特に有名な福沢諭吉の「学問のすゝめ」の現代語訳版。
私は塾員としての立場上これは読まなくてはいけないと思い購入。

ここだけの話だが「学問のすゝめ」とこんなに向き合ったのは初めてである(笑)





内容には驚きの一言であった。
というのも福沢諭吉の教えは、今の時代にも当てはまることが多々あるのである。

特に尖閣列島で日本と中国がもめている今“国の独立”について語られている部分は仙谷官房長官(仙谷総理大臣?)に読み聞かせたい。

「国が辱められる時には、日本国中の皆が命を投げ出しても国の威厳を保とうとする。これが一国の自由独立ということなのだ。」
の一文などは、福沢先生は今の日本の外交問題を予期していたのかと思えてしまう。

読みやすい言葉で書かれているので是非手に取ってもらいたい書籍である。

2010.10.02 Saturday

検察が危ない 郷原信郎

元検事いわゆるヤメ検である郷原氏の本。
実は今回の大阪地検の問題が明るみになる前からこの本を読んでいるのだが、大阪地検の暴走に納得してしまった。

また仙石官房長官と親交がありながら、その政敵である小沢一郎・元幹事長へ対しての検察、マスコミの対応の問題点を指摘。





司法関係の本にしては比較的読みやすいので興味がある方はちょっと目を通してほしい。

2010.02.18 Thursday

「反省してま〜す」国母メダル届かず…

あれだけ世間を騒がせて8位ですか?
税金を無駄に使っただけで、世の中を騒がせただけで終わりですか?

「何がやりたいんだ、こらっ」という感じである。




普通にしていてば、8位といっても世界で8位なのだからすごいことだと世間から称賛されるのに、自分で自分の首を絞めているようなものである。

同じように品格で物議をかもした朝青龍とは、ヤンチャだけど結果を出せるか否かという点で大きく異なると思う。
個人的に朝青龍みたいなキャラは好きだった。

また国母選手のいう個性のアピールというのも私には疑問に思えた。
国母選手をはじめとするスノボの選手は、みな同じような格好をしているように思える。

個性をアピールするのなら、敢えてフィギュアスケートの選手のような格好をしてみたり、「どう考えてもスノボの会場では場違い」の格好をするほうが個性をアピールできるような気がするのだが。

2010.01.22 Friday

元検事・森川大司(足利事件)

「森川大司」という名前を聞いたことあるだろうか?

この方は、とにかくすごい方なのである。
足利事件(栃木県足利市で1990年に4歳女児が殺害された事件)で、菅家利和さんを無実の罪で約17年間も服役させた張本人の元・検事なのである。
さらにすごいのは、本日の宇都宮地裁の公判で、この森川大司は一言も謝罪しなかったということである。
無神経というか面の皮が厚いというか…

謝罪し、「今後の余生を17年間服役します」くらいのことが言えないのだろうか?
偉そうに公証人なんかやってる場合じゃないだろうに。

やっぱり検察って腐ってる。

あと前々から思ってたんだが、菅家さんを検察改革担当特命大臣か何かにできないだろうか?
検察のせいで17年間も服役させられた人が、厳しい目で検察を改革するというのは有益に思えるのだが。

あっそうだ、民主党にメールしてみよう。
宛名はもちろん小沢一郎さん宛で(笑)

石川知裕さん宛でもいいのだが、見てくれるの先になりそうだからね。


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2009.05.01 Friday

「反貧困」 湯浅誠著

“年越し派遣村”村長、特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター もやい事務局長等を務める湯浅誠氏の本。

「貧困」とは何であるか、そして「貧困」はどのような困難を引き起こすかが分かる本。
その中で湯浅氏が定義づけした【溜め】という言葉には納得させられた。

いわゆる日雇い派遣を行っている人々は、この【溜め】がないために現状から抜け出せないでいる。

私には運よくこの【溜め】があったので今まで生きてこれたように思える。
この【溜め】を利用して上手く転職活動を行えているのである。

その点感謝しなくてはならない。


2009.01.01 Thursday

慶應義塾、大麻でまた逮捕…

このやろ〜!!


年が明けた2009年1月1日、今度はSFCの慶應義塾大学生が大麻所持で逮捕された。
いったい何をやってるんだか…

ちなみにその学生は以前にもこのような事があったらしい。

こりゃあ実刑は免れないな…
しかし次から次へと大麻に手を出しやがって馬鹿野郎どもが!

2008.09.07 Sunday

「会社の品格」小笹芳央著

流行の「〜の品格」かというような軽い気持ちで買った本だが、内容は非常にすばらしいものであった。
偽装事件等をはじめとした多くの不祥事が発生している昨今の現状に警鐘を鳴らすような内容となっている。

最近の企業経営者にありがちな【利益最優先】の方ではないようで、ガツガツした品のなさを感じず好感が持てた。
うちの会社の短絡的で行き当たりばったりの経営をしているM氏にも読んでもらいたいものだ。

 

2008.08.03 Sunday

郵便局のサービスって…

昨日郵便局に集荷をお願いした際のこと。
うちの建物が分からず、近所から家に電話してくれたのはいいんだが、
その第一声が「○○さん、今うちいるの?」という自分の所属・名前も名乗らずさらにタメ口。

“サービス精神”というものはないのだろうか?

その後も、人の家のドアを勝手に開ける等々の失礼極まりない対応。
これでは私のいちばん嫌いな生き物である【新聞勧誘員】と何ら変わりないではないか。

まあこれでもバイトならまあ仕方がないのかもしれないが、問いただすと正社員でしかも57歳ときたもんだ(笑)
お前等よっぽどぬるま湯のなかで適当に働いてたんだね。

民営化したのだからサービス向上いないと淘汰されちゃうよ。

2008.04.03 Thursday

どっちが悪い!?とび職VSバス運転手

〜ニュースより引用〜

飼い犬が路線バスにはねられて死んだことに逆上し、男性運転手(44)に暴行したとして埼玉県警浦和東署は2日、さいたま市緑区原山2、とび職、柳沢武容疑者(31)を傷害容疑の現行犯で逮捕した。

調べでは、柳沢容疑者は2日正午ごろ、飼っている小型犬が自宅近くの県道を横切ろうとして国際興業(東京)の路線バスにはねられ死んだため、運転手を路上に連れ出して顔などを数発殴り、顔面骨折などの重傷を負わせた疑い。「犬をはねたのに謝ろうとしなかったから」と供述している。犬は散歩に連れ出したところ逃げたという。
〜ニュースより引用〜


顔面骨折をおわせてしまったとび職の兄ちゃんも確かに悪いのかもしれないが、路線バスの運転手の態度もかなり問題だと思うのは私だけ?
この場にい合わせたなら、とび職の兄ちゃんに助太刀していたかもしれない。

2008.03.01 Saturday

ヤメ検弁護士・田中森一の実刑確定(最高裁が意義棄却)

「反転」等の著書で有名な田中森一弁護士の詐欺による実刑が確定した。

弁護士法によると、懲役刑の確定したものには弁護士資格を認めてはいないので、弁護士資格は剥奪されるはずである。
とは言っても食いっぱぐれる事はなく、検察の国策捜査を批判する急先鋒として引っ張りだこだと思う。

実際、彼が出した出版物は飛ぶように売れ、私も数冊読んだが正直面白い。

近日中に収監されるのであろうが、注目すべき人物であるのは間違いない。


正義の正体


検察を支配する悪魔


反転

2007.07.24 Tuesday

ヤメ検(元検事)弁護士 田中森一「反転」

このblogの中で、志布志事件や富山冤罪事件といった検察の問題を指摘してきた。

それでは検察で実際に捜査や取調べを行う検察官というのはどういう人間なのか?
同じ法曹でも、我々がまだ実際に接する機会がある弁護士とは異なり、検察官というのはなかなか接する機会がない。

そのような事を考えているときにちょうど某新聞でこの本が紹介されていた。

その紹介記事を見たと同時に、この本を注文して読んだのだが面白い。

この田中森一という著者の恵まれない幼少時代、苦労をして大学に進学するも遊びまくって怖い目にも遭い心を入れかえ裁判官を志す。
裁判官にはなれなかったが、検察官としてさまざまな捜査に尽力。
恵まれない背景の人間に同情したり、かと思えば上層部と衝突しても大物政治家や裏社会の大物と一戦を交えようとする。

そんな人間が検察を辞め、弁護士となり(いわゆる“ヤメ検”)裏社会の人間の弁護を引き受けることになり・・・

法曹界の人間特有の分かりにくい言い回しなどなく、非常に読みやすい文章で書かれている。
あまりこのような本を読んだことがない人間にも読んで欲しい一冊である。

楽天で買うと送料無料です♪

2007.06.20 Wednesday

富山冤罪事件、再審開始!

2002年に強姦と強姦未遂で逮捕されたのち、約2年1カ月間の服役後に冤罪とわかった富山県内の男性(40才)の再審初公判が20日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で開かれた。
無罪であるにも関わらず、警察・検察のずさんな取調で逮捕、起訴、そして裁判で実刑を受け、服役ののちに真犯人が現れたというこの事件。

以前にこのBlogでも扱った志布志事件と同様に警察、検察の罪は大きい。

そんな責任のある検察は、この再審の冒頭陳述で「被告人は無実です」と述べた。
人を冤罪なのに服役させておいて、よくそんなこと言えるな。

こ〜の〜や〜ろぉぉぉ!!

無罪ならば、最初の裁判の時にそう言わんかい!!
というか、起訴するなよ。

当時この捜査に携わった警察官、検察官は今いったいどういう心境なんだろうか?
今日の日本では、ここ数年毎年3万人以上の人間が自殺をしている。
自分が捜査のプロを自覚し、この事件を恥じる気持ちが少しでもあるのなら、その3万人の1人になってもいいのではないか?

それくらい国家権力が1人の弱者を高圧的な取調で有罪、服役に追いやった罪は大きいと思う。

ちなみに私は日本弁護士連合会が主催した
取調べの可視化(録画・録音)を考えるシンポジウム
「えん罪を生み出す取調べの実態」〜ある日突然逮捕されて〜
というシンポジウムで、この男性をお見かけしたことがある。

人間見た目がすべてではないが、物静かな華奢な感じの方で、こういう犯罪をやらかす粗暴な人間にはまったく見えませんでした。
まあ無罪だと分かっての感想なのでまったく説得力はありませんが。

2007.03.23 Friday

代理出産問題 高田・向井夫妻の双子、最高裁が実子とは認めず…

タレントの向井亜紀さんと現プロレスラーの高田延彦さん夫妻が代理出産でもうけた双子の出生届を品川区が受理するかどうかの問題。
最高裁は、受理を命じた東京高裁の決定を破棄し、夫妻の申立を退けた。

正論ではあるかもしれないが、高裁の人情的決定に比べて最高裁の決定はいかがかと思う。
代理出産に関する法整備が望まれるように思う。
最高裁判事をビターン!!で洗脳しておくべきだったか…

ただ両親が実子と同じ、いやそれ以上の愛情を注いでいるようなので(参照参照)、最高裁がどう決定しようと当事者および関係者からすれば実子以外の何ものでもないはずである。

またマスコミ各社がよく「元プロレスラー高田延彦」と表記するのだが、それは事実に反するような気がしてならない(笑)
具体例
具体例

2007.03.06 Tuesday

志布志事件続報 無罪ほぼ確定! 〜鹿児島県議選選挙違反事件〜

この日がくるのを待っていた。
鹿児島地検が、この案件を控訴することを断念した。
上級庁の福岡高検、最高検との協議の結果、控訴しても判決を覆すのは困難との判断からである。

明らかなアリバイがあり、さらに言えば彼らを選挙で買収する必要性も必然性もないのであるから、この選挙違反の事実などあるわけもなく「そらそうよ!!」といったところである。

しかし多くの一般人が違和感を感じたこの事件、捜査を担当した志布志警察に鹿児島地検、この両者もまかりなりにも犯罪捜査のプロなのだから何らかの違和感を感じなかったのであろうか?
一般の人間ですら「この12人の被告は無実じゃないか?」と思うような案件を有罪と考えてしまう時点で警察官、検察官失格ではないのか?
これは捜査機関の重過失としてとらえる考え方である。

だが、それ以上にこの事件はもっと恐ろしい事を想像させる。
というのは、捜査機関がこの12人を標的として故意に「でっちあげ」を行ったのではないかという可能性をである。
身体のあまり強くない比較的高齢の人達を逮捕し、高圧的で厳しい取調べで罪を認めさせ、罰金or執行猶予で一丁あがり&昇進が待っているといった具合である。
この場合は上記の重過失として考えた場合と比べ悪質極まりなく絶対に許されない。

どう考えるかはその人の自由なのだが、自分は後者のほうが可能性が高いと考える。
みなさんはどうお考えだろうか?

※この事件の控訴期限は3月9日です。この日までに控訴しなければ無罪が完全決定します。


この件で多数の方がこのBlogを訪れてくださり、コメントまで頂いた。
コクさんの愚かなひとり言さん」「syuさん」「binさん」のコメント確かに拝見させて頂きました。
ありがとうございました!

2007.02.24 Saturday

冤罪!?鹿児島選挙違反事件(志布志事件)〜警察・検察の責任は?〜

2003年4月の鹿児島県議選を巡る選挙違反事件で、公職選挙法違反に問われた志布志(しぶし)市の元県議中山信一被告ら12人の判決が23日、鹿児島地裁であり、谷敏行裁判長は全員に無罪を言い渡した。
谷裁判長は「被告の自白が強圧的、誘導的な取調べにより自白が引き出された可能性がある」と述べた。

控訴する可能性があるので、この判決が最終的なものではないかもしれない。
だが元々、中山被告には弁護側が主張するように明らかなアリバイがあり、このような結果が出たのは当然かと思う。

そこで問題になるのが、この「でっち上げ」を行った警察・検察の責任である。
彼らは、そりゃあ口では反省している等と言うかもしれないが、何ら責任を取るわけではない(出世には何らかの影響は与えるだろうが…)。
当然罪にも問われない。

しかし考えてみて欲しい。
先日の横浜での事件で、脳出血を起こし手術を受けた女性に重い後遺症が残ったとして、執刀医は業務上過失傷害容疑で書類送検されている。
(正直この書類送検もどうかと思うが)
だが明らかなアリバイがあるのをろくに調査もせず、逮捕、勾留、起訴した警察、検察は何ら罪を問われないのは変ではないだろうか?
同じ仕事上のミス、さらに言えば警察・検察のやらかしたことの方が明らかに非人道的であるのにも関わらず何故なにも問われない?

このような冤罪を生み出した警察・検察に、何らかの責任を取らせるような施策が望まれる。

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