2021.04.09 Friday

人新世の「資本論」 斎藤幸平

昨年から話題になっている本なのだが、やっと読むことができた。

もう少し早く読んでいれば人に薦められたのにと少し反省。

とそんな前置きはさておき、環境問題、資本主義、マルクスについて、私は正直こんなに真面目に考えることはなかった。

まずは環境問題についてだが、私の働く会社もSDGsに躍起で、ややパフォーマンス的に「環境問題を考えています」とアピールしているのだが、持続可能な開発目標では環境問題を解決できないと知り愕然とする。

経済成長と二酸化炭素削減は、相反するため両立するのは難しいのだ。

となると経済成長を求める資本主義に問題があるのではないだろうか?

確かに大量生産・大量消費をベースとするライフスタイルは魅力的であり、我々日本を含む多くの国々を豊かにしたが、その裏で南北問題と呼ばれる事態を引き起こす。

グローバル化によって犠牲を被る地域や住民(グローバルサウス)を生み出したのである。

今まではこのグローバルサウスを見て見ぬふりをしてきたのだが、それにも限界が近づいてきている。



では、この地球を揺るがす大問題を解決するにはどうすればいいのか?

そこで役立つのがマルクスの考え方なのである。

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