2015.09.28 Monday

すべての組織は変えられる 麻野耕司

なんとなく購入した本だったのだが、購入した後で意外と売れている本だと知る。

この手の本は、敢えて難解な言葉を使っていることが多いのだが、この本は逆で平易な言葉で書かれている。
そのため、移動時間などを利用して2日で読んでしまった…

納得できるところもある一方、「これってどうなの?」と思えるところもあった。

「戦略至上主義という病」の章で、「感謝と謝罪の効果」に言及しているところがあった。

私自身、自分のチームのメンバーに対し、繁忙期に特に頑張ったものに感謝の気持ちとして食事に招待や、ブランド物のネクタイを渡したりしていた。
また性格的に、自分の采配ミスの場合、素直に「私の判断ミスだった、申し訳ない」と頭を下げることもある。

ところが、このような対応をしても、心に響かない鈍感な者が1人はチームにいて、奢りで食事に連れていっても1人だけしらけている。
こういう者も結構いるので、感謝と謝罪も相手によって使い分けるべきだと思う。
ちなみに、そういう方は社内で相手にされないので、辞めていくことになるのだが…

「会議が空回りする病」の章で、問題がテーブルの下に隠れているということが書かれていた。

これは、問題点を会議で報告すると叱られるから伝えないということである。
私からすると、会議の問題点というより、会社の雰囲気(社風)の問題である。

外資系企業で働いていると、上司に対しても気軽に相談できる雰囲気があり、問題を発見すると躊躇せずに会議で報告しやすい。
フォルクスワーゲンは知らないが…(笑)

日本の企業では、なかなか悪い報告はしづらいようで、東芝のような事が起きてしまう。

会議を変えるには、難しいことではあるのだが社風を変えることが重要に思う。




これ以上書いてしまうとネタバレになるので、この辺でとどめておく。

管理職の経験豊富な方には、やや物足りないかもしれないが、管理職になりたての方や人事制度構築などに興味がある方には、ぜひ目を通してほしい本である。

2015.09.14 Monday

日本の大問題 「10年後」を考える 一色清 姜尚中

この本はちょっとズルい。

と言うのも、佐藤優氏、上昌広氏、堤未果氏、宮台真司氏、大澤真幸氏、上野千鶴子氏という「本を出せば売れる人」を集めての講義だからである。

私がよく読む佐藤氏、堤氏といった方の部分はもちろんだが、個人的には上氏、宮台氏の部分が新鮮だった。

宮台氏の文は、私にはやや難しかったのだが、特に読み応えあり!





ちなみにモデレーターである一色清氏と姜尚中氏の対談で「グローバル化」の問題点を語っているのだが、ここは興味深かったので、もう少し掘り下げてほしかったと思う。

2015.09.13 Sunday

英語化は愚民化 施光恒

なんとなく購入した本だったのだが、意外に興味深かった本。

興味を持った理由と言うのが、私が外資系の企業で働いており、英語を使わざるを得ない環境に置かれることが多いからである。

そのような環境で働いていると、英語でPPTで資料を作り、英語でミーティングといったことが日常茶飯事である。

本国への報告であったり、外国人が参加するミーティングだったりということで、どうしても英語を使った方が好ましいという状況が生まれてしまう。

私は、これは当然のことで、おそらくこの本の著者の施光恒氏も、同様だと思う。

ところが、今の日本が推し進めているのは、異常なまでの英語化である。

「英語偏重教育」「英語特区」と言ったものは、誰がどう考えても、財界のニーズとして思えないのだが…
(大学をはじめとする学校は、ビジネスマン養成学校でしたっけ?)

もちろん英語の教育自体は重要で、適度な英語教育、外資系企業で英語を使うといったことは、当然だと思う。





また英語を公用語とすることで、日本語の地位の低下の危険性が高まることや、中世ヨーロッパでラテン語から現地の言葉に翻訳されることで大きな変革をもたらした話など大変興味深かった。

ただ現実的な話をすると、グローバル化という名のもとに、英語を使えたことが好ましい環境は増えていくと思われる。

そこで英語力があったほうが、仕事を見つけるにしても、よい収入を得るにもチャンスは広がるはずである。

繰り返しになるが、誰もが強引に英語を学ばざるを得ない環境には反対だし、過度な英語化は混乱しか生まないと思う。

だが、必要に応じて英語を学ぶことは好ましいことだし、実際に私は英語を使う機会が多い環境で仕事をしている。

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