2011.11.19 Saturday

日本人の9割に英語はいらない 成毛眞

マイクロソフト元社長である成毛氏の本。

「英語業界のカモになるな」
「英語ができても、バカはバカ。」
といったサブタイトルや帯が挑発的で気になっていた本。

これを英語公用語化が進んでいる楽天で購入(笑)



私の率直な感想を言えば総論賛成各論反対といったところである。

誰もが英語を死に物狂いで勉強しなくてはならないというのは私にも奇妙に思えてならない。
私が以前いた会社は英語公用語を進めている会社である。
そこでは国内の企業、つまり日本人とのやりとりが大半な部署であっても英語でマニュアルが作られたりしている。
しかし英語力は低く私がいた部署で自分より英語ができる人はほぼいなかった。
そのような状況で英語を用いる意味が分からない。
もちろん国際的な業務を行う部署では英語は不可欠だと思うので、英語力を求めるのは当然だと思う。

だからと言って英語を勉強する必要がないというのは言い過ぎである。
私は政治学や国際関係といった分野が好きなのだが、アメリカをはじめ海外で起きている出来事を現地からタイムリーに知りたいと思う。
日本のメディアも当然ニュースにするだろうが、この国のメディアはおかしいのでそのニュースが取り上げられない可能性がある。
そういう場合には英語は必要だと思う。
そのような人間が日本人の1割という事はないと思う。
マーケティングをやっている人間がアメリカの成功事例を一刻も早く導入したい、IT業界の人が最新の技術を知りたいということは多々あると思うのだが。

ちなみに私はアメリカブランドの企業で働いているので現地との為替レートや原価計算等で英語力がないと仕事にならない状態にいる。

あと真の教養や本当の学問の重要性を説いていながら、自分の娘にゴルフを教えていた(笑)
「そこは教養を教えろよ!」と思ったのは私だけだろうか?

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