2023.02.25 Saturday

シン・日本共産党宣言 松竹伸幸

「日本共産党が党首公選を実施すれば日本の政治がマシになる」
「ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由」

といったキャッチコピーを聞き、暴露本のようなものなのかと思いきや、安全保障面を中心としてかなり現実的な提案が多く、とても興味深い。

松竹氏の主張する「核抑止抜きの専守防衛」という考え方は、私は正直考えたこともなかったのだが、この考え方は日本にもそれなりの負担と覚悟が必要にはなるのだが、アメリカにおんぶにだっこではなく、本当の独立国になるために必要なことに思える。

現在の日本の防衛政策は、専守防衛とアメリカの抑止力との組み合わせの状態で、その抑止力は核抑止のことであり、ここからの脱却を目指すというものである。

こういう主張を聞くと「えっ?これは日本共産党の考え方と違うのでは?」と思ったのだが、松竹氏の解説によると、日本共産党は元々は「中立自営」を目指しており、そこから二転三転して、現在は自衛隊活用論をとっているらしい。

そのあたりの背景を知ると、野党はもちろん、いわゆるネトウヨではない本当の信念を持っている右翼の方なども賛同できるところは多いのではないだろうか。

松竹氏は安全保障が専門の方のようで、この分野でのご自身の考え方について語られている割合が多いのだが、それ以外にも日本共産党の仕組みやルール、そして改善した方がいいのではないかと思われる点を、党首公選制も含めて提案している。



松竹氏は、かなり建設的な提案をなされていて、日本共産党だけではなく、この国のためにもなりそうな政策提言をなされていた。

ところが…

日本共産党京都南地区委員会常任委員会は、2023年2月5日、松竹伸幸氏の除名処分を決定し、京都府委員会常任委員会が2月6日に承認し、除名処分が確定しました。


私はこれだけの頭脳を持っておられる優秀な党員を除名するのは、まったくもって理解できない。

本を読んだだけの印象で面識がある訳ではないので恐縮なのだが、もし私が党首だったら、松竹氏に政調会長みたいなポジションを依頼するだろう。

党首は、このような政策論だけでなく言葉は悪いがパフォーマンス的な役割も求められ(志位氏がそれができているかどうかは別として)、そう考えると政策論の専念できる重要なポジションを任せた方が、党は機能するように思える。

2023.02.24 Friday

ゼロからの『資本論』 斎藤幸平

カール・マルクスの「資本論」と聞くと、やはり難解でとっつきにくい印象を受ける。

とは言え、強欲なグローバル企業が世界で暴れまくり、想像できないくらい格差が拡大し、異常気象や大きな地震など地球環境が不安定な今、「資本論」は目を通して見たくなる。

そこでマルクス研究で有名な斎藤先生の解説で「資本論」の考え方を知ろうと思い購入。

資本主義的生産様式が支配的な社会の富は、「商品の巨大な集まり」として現れ、個々の商品は、その富の要素形態として現れる。それゆえ、われわれの考察は商品の分析から始まる。

このような一節から始まる「資本論」において、まずは「富とは何なのか」「商品とは何なのか」を理解するとことから始まる。

富は、貨幣では必ずしも計測できないけれども、一人ひとりが豊かに生きるために必要なものがリッチな状態のことを言う。

商品は、上記の社会の富を次々と商品化されたもののことを言う。

これを聞いた後で街に出ると、世の中はいかに商品化し金儲けをするかで溢れていると言うことがよく分かる。

資本主義社会における資本家と労働者の関係、資本家がどう考えるかについても触れており、それが分かると世の中の仕組みが見えてくる気がする。

ここに記載したのはあくまでも序章で、マルクスの考え方をさらに詳しく学んでいけ面白い。



また、私はオンラインでフィリピン人の大学生講師から英語を習っているのだが、彼らにマルクスの資本論について解説している本を読んでいると伝えると、彼らがある程度マルクスについて知識を持っていることに驚かされた。

日本の大学生で知識がある人がどれくらいいるだろうか?

大学生に限らず、多くの日本人にもっとマルクスに興味を持って欲しい!

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