2012.05.24 Thursday

財務省のマインドコントロール 江田憲司

みんなの党幹事長である江田憲司氏による財務省の“権力掌握術”暴露本。
(個人的には江田氏は無所属の頃のほうが好きだった…)

第1節は、日本の財政に関する江田氏の見解が記載されている。
「増税の問題」「国債の問題」などについて語られているのだが、これは私個人の考えに近いものがあり共感することができた。
「今の景気で消費税増税しても、税収が増えるわけがない!」と、消費税を3%⇒5%に上げた張本人が言っているのだから間違いない。
国債に関しても、資産の部分を無視して借金の部分のみで見るからフェアではない。

第2節は、政権中枢に入りこむ財務官僚(大蔵官僚)のしたたかさが記載されている。
私は行政学を勉強していたので、ある程度の事は知っていたが、それでも経済産業省(通商産業省)の官僚として実際に体験したエピソードを交えて語ってくれていたので興味深かった。

第3節は、経済成長の必要性が記載されている。
TPPや東電問題(原発問題)とタイムリーな話題について、テーマごとに語っているという感じであった。




ちなみに、私はこの著者の江田氏や代表である渡辺氏は嫌いではないのだが、他のみんなの党の面々はあまり好きではない。
政治理念というより、勝ち馬に乗るという点でのみ集まっている集団に見えるのは私だけだろうか?

2012.05.10 Thursday

ロード クロエ オードトワレ

2012年の春に新発売されたクロエの最新作♪
この色から容易に想像できるシトラスの香りが強いという印象を受けた。





シトラス系が好きな方は買ってもいいのでは!?
私はフローラル系のほうが好きです。

やはり私はこっちのほうが好き♪



2012.05.05 Saturday

理想の野球 野村克也

野村克也と書いてあれば、ついついその本を買ってしまうのは自分でもどうかと思う。
「理想の野球」という高尚なテーマだったので、対して中身も確認せず購入してしまったのだが、それが失敗のもとであった…
(野村克也の基本的な野球に対する考え方などを知りたい方には、むしろ他の本をお勧めする)



この本は試合の批評集といった感じの本で、XXXX年XX月XX日の試合のここが良かった、ここが悪かったと言ったことが述べられている。
ノムさんの本だから、ただ「良い」「悪い」ではなくその根拠を分かりやすく述べている。

それは素晴らしいのだが、肝心の試合そのものを覚えていないと、あまり意味のないものである。
例えばシーズン終盤の天王山の試合等なら、例え自分のファンのチームではなくても野球ファンなら印象に残っているだろう。

しかしシーズン序盤の試合で、それは難しいだろう…

とは言え、さすが野村監督と思わせるところもあった。
カウントごとの配球、および監督の選手起用の是非などは興味深かった。

ちなみにこの本は、昨日2000本安打を達成したヤクルトスワローズの宮本慎也推薦との事。

2012.05.04 Friday

政権交代とは何だったのか 山口二郎

民主党政権のブレーンであり、“自民党から民主党へ”の政権交代を支持していた山口二郎・北海道大学教授の本。

民主党のブレーンなのだから、民主党政権のふがいなさへの言い訳がメインかと思いきや、民主党政権の問題点をきっちり指摘している点はさすがである。



鳩山政権〜菅政権〜野田政権と続く民主党政権を、時系列で語っており分かりやすい。
私が“最初”の失敗でかつ“最大”の失敗であったと思っている「政権交代直後の自民党政権下で作られた予算の凍結と再編成」に関してなどは、まさにその通りである。
自民党政権下で作られた予算を、予算編成能力がないのにもかかわらず、一から作り直そうとするから無理があるのである。
(元経済産業省の古賀茂明氏も、この点を指摘していたはずである)
これは仰る通りなのだが、山口教授の立場なら、鳩山政権が予算再編成を試みた時に、止めることができたのではないか?

また政党のベクトルとして“最重要”である外交・防衛に関する考え方で、大きな隔たりがある民主党政権では、外交面で話がまとまらないのは無理もない。
「政権交代」という旗印の下に集まり、それだけを目指していた集団が、目的を達成してしまうと脆いものがある。

「税制」「社会保障」「沖縄基地問題」「マニフェスト政治」と、それぞれのテーマごとに問題を指摘している点なども興味深かった。

後半では「自民党へのエール(らしきもの)」「ねじれ国会の問題点」「政治学論」と、本のタイトルとは若干離れてしまっていた気がする。

とは言え、読んでもらいたい本であることは間違いない。

2012.05.03 Thursday

検事失格 市川寛

私自身がロースクールに進学しようと思っていたこともあり、どうしてもこのような本は手に取ってしまう。

起訴便宜主義で、起訴するかしないかの権限を“ほぼ”独占している検事を、私は世の中でいちばんの権力者だと思っている。
その検事を失格とは、いったいどういうことだろうか?

そのようなことを考えると、この本のタイトルはたいへん興味深い。

また文章は、回りくどい言い方ではなく読みやすいので、大学で法律を学びたい高校生などにも読んでほしい本である。



私は、以前から世の中で一番怖いのは検察だと思っていたのだが、この本を読んでそれは事実だと思った。
というのも、取り調べにおいて、事実などお構いなしに検事の“好き勝手”に調書を作られ起訴されるのである。
国家権力に目を付けられることほど怖いものはない…
(暴力団などより、検事の横暴を規制する法律のほうが必要に思えたのは私だけだろうか?)

また普通の会社と検察を比べて、【上層部】⇒【中間管理職】⇒【若手】と、責任転嫁が上から下へと落ちてくるのは、検察も普通の会社も一緒だと思った。
上ほど責任をとりたがらない点も似ていると思った。

私が以前いた会社(プロ野球チームを持つ某会社)でも、仕事のできない執行役員がいて、部署の業績が悪かった際に、部長orマネージャーに対して「お前らのせいだ!」と責任転嫁をする例が多くみられた。

中間管理職は、責任を若手社員に転嫁すれば良いのだが、それを“潔し”としない人間は「アホらしい」と思って辞めていった。
(ちなみにこの会社は、人の入れ替わりが激しく、毎月のように“歓迎会”と“送別会”があり、自分がどっちに出ているのかも分からなくなることも多かった)

このように、明らかに“人道に反する”と思えることを強要された際には辞めれば良かったのである。
検事は辞めても、ヤメ検弁護士や大学教授と仕事の口は見つけやすいと思うのだが。

納得できない指示を受けた際に、「辞める代わりにメディアに公表するぞ」とでも言えば、強引な立件はなかったかもしれない。

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