2016.09.13 Tuesday

労働時間革命 小室淑恵

ビジュアルも素敵な小室淑恵さんの本。

私自身も長時間労働はデメリットの方が多いと思うので、ほぼ100%この人の意見には賛成である。

実は私も長時間労働を求められる会社で働いたことがあったのだが

「長く会社にいることが、頑張って働くということ」

「長く会社にいることが前提なので、度々のタバコ休憩など無駄が多い」

「経営陣、上司より先に帰りづらい雰囲気」

といった馬鹿らしい会社だったので、やってられなくて辞めてしまった。


ちなみに私は、まずは無駄をなくすことが長時間労働を改善する第一歩だと思っている。

「えっと」「あの〜」「その〜」といった言葉を、私は使わないのだが、仕事が遅い方に限ってこれらが多い気がする。

相手が電話をかけてきて、第一声が「えっと」だと、要件があるからかけてきたのにそれはないだろうと、話す気がうせてしまう(笑)

「えっと」10回の間に、私は1〜2通メールをチェック&返信できると思う。


また私は早く帰りたいので、帰り間際にあれこれ問い合わせをしてくる人たちに、14〜15時頃に牽制球を投げる。

「この件で問題点はないよね?」って言って。

こういうことをやれれば、普通の仕事量であれば絶対に仕事は終わる。







この小室さんの指摘はもっともなことが多いのだが、ちょっとだけ問題点があった。

「残業で対応すると、残業代が高くつく」とのことだが、そもそも長時間労働をさせる企業は、合法的にも(裁量労働制などを使って)非合法的にも(「うるさい!そんなもん知るか!」とか言って)残業代は払わない企業が多い。


それに「根性・気合」で長年生きてきた頭の悪い経営者は、小室さんの意見が正論で論理的であっても聞く耳を持たない。

そういう企業で働いている人をどう救うかが重要だと思う。

だって電通ですら、あんな感じで労務管理まったくできてなかったんだから…

2016.09.12 Monday

最強の働き方 ムーギー・キム

「このムーギー・キムさんって誰?」と思いながらも、タイトルが気に入って購入。

サブタイトルの「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓」というのも、上から目線な感じがしなく面白そうに思えた。

序盤は働く際の基本的な姿勢といった感じで、本が先に進むにつれてマネージャーレベル、経営者レベルとなっていく。

また各テーマが3ページほどにまとめられているので読みやすい。

その中で自分が重視していることが取り上げられていたりして嬉しい。

例えば「メールへの即リプライ」など、基本中の基本と書かれている。

私自身は、席にいれば10分以内に返信するし、外出していても社内にいるメンバーに転送し仕事を振っている。

ところが取引先で数日経過しても連絡すら来ず、3日後にあまり内容がないにもかかわらず無駄に長いメールが来ることが多々ある。

そして、そういう人はやはり仕事ができない(笑)





後半にいくと、経営者やMBAホルダー以外には関係なさそうな内容が増えてくるので、私のような中間管理職にはまだ無縁の内容も多い。

ただタクシー運転手さんへの対応など、納得させられる点も多く、個人的には薦めたい本であった。

2016.09.03 Saturday

参謀人事本部長 大村尚弘

人事本部長五十嵐健が、大手外資系製造業企業の組織改革に挑む!

人事のノウハウがテーマごとに書いてあるのかと思って購入したのだが、まさかの経済がテーマの小説であった。

小説形式で、「人員削減」「リーダー育成」「職場環境づくり」といった人事の良くある課題について、どう対処すべきかが書かれている。

ただノウハウを羅列している本と異なり、自分が人事部長になって立ち向かっている感じがして、引き込まれる本であった。

経営側に近いポジションでの業務がテーマなので、人事の管理職や、人事で管理職を目指すような方が読むと面白いと思う。





なお、この本の著者の大村氏はダノンの方らしい。

そう言えば、以前にダノンからスカウトメールをもらったことがあったっけ。
(マーケティング職だったと思う)

それを受けていれば、この著者と一緒に仕事することになっていたのかもしれない。

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