2020.02.17 Monday

開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学

デンジャラスKとして有名だったプロレスラー川田利明が、現在では麺ジャラスKとして世田谷でラーメン屋を営んでいる。

2010年6月から今日までお店は好評のようなので、成功しているように思えるのだが、それでも大変なのでラーメン屋なんてやるものではないとのこと。

この本を読んでいくと、営業時間以外の飲食店の大変さ、個人経営店の資金繰りの大変さといった独立することの大変さがよく分かる。

会社勤めだと、特に大企業であればあるほど会社に守られているんだということを実感させられる。



個人的に興味を持ったのが、川田利明ならではのマーケティングセンスや経営視点が理にかなっている点が多く感心させられた。

例えば店長(オーナー)とアルバイトでは考え方が異なる相容れないもの同士という指摘など、まさにその通りだと思う。

ラーメン屋を開こうと思っている方は、開業前にこの本に目を通して欲しい。

2020.02.16 Sunday

プロレスラーは観客に何を見せているのか TAJIRI

ハッスルのイベントで少しだけお会いしたことがあり、ファンサービスに大変熱心で素敵だったTAJIRI。

そんなTAJIRIのプロレスに対する考え方が知りたくて購入。

WWEのトップであるビンス・マクマホンの「プロレスとはキャラクター産業である」や、TAJIRI自身の「プロレスは表現の世界」といった昔からのプロレスファンがカチンとくるようなフレーズから始まる。

ただ、これには前提条件があって「基本的な身体能力」や「一定以上の技術・強さ」はあって当たり前で、そこからどう表現していくかが重要であるとのこと。

そこで、どうやってTAJIRIがプロレスラーになったのか、そしてプロレスラーとしてどのようなキャリアを積んでいったのかを、メジャーとインディー、日本と海外、WWE時代といったテーマで、経験を交えながら分かりやすく語ってくれている。

WWEはシステムが確立された外資系企業といった感じで、日本人ビジネスマンが外資系の超大手企業に就職した際に感じる驚きと同じ感じで、どの世界も超一流に触れた際はそのレベルの高さに驚愕してしまう。

そのWWEで重要視されるキーワードは「サイコロジー」



個人的にはハッスル時代の裏話や、制作会議の様子を聞けたのは、実際に会場で見たTAJIRIの活躍する姿を思い出しながら読め楽しめた。

2020.02.15 Saturday

打者が嫌がる投球論 投手が嫌がる打撃論 権藤博 二宮清純

二宮氏が話を振り、権藤氏が饒舌に答えるという形式で、投球論と打撃論について語る本。

以前にも、このコンビで「継投論 投手交代の極意 権藤博 二宮清純」という本を出しており、その本が良かったので今回も購入することにした。

投手として、そして投手コーチとして今まで60年以上打者を見てきたので、打者のことはもちろん分かる、バッティングコーチの自信もあると権藤節全開である(笑)

打者を見る際には、生きざまを見るのが重要で、打率がそんなに高くなくても生きざまによって警戒レベルが変わってくるそうである。

「打者が一番嫌がる投手は?」という質問に、迷わず阪神タイガースの藤浪晋太郎と即答!

「あの背丈と球威とあのボールの暴れ方は立派なローテーションピッチャーに違いない!」と、藤浪を絶賛してくれており、結果を出しているにもかかわらずフォームを矯正しようとした阪神タイガースの首脳陣が問題とのこと。

当時の阪神タイガースの首脳陣は誰かな!?

また嫌な打者として「平気で見送り三振をするバッター」は不気味で怖いとのこと。

見送り三振というキーワードが出たので、「根拠のある三振はOK」と指示を出していた監督はやはり恐ろしい相手だったとのこと。

その監督の名は野村克也!!
(こういう本の中で当たり前のように名前が出てくるノムさんがなくなったのが、なかなか受け入れられない私…)



これ以外にも、投球論として「フォアボールに対する考え方」「低めに対する考え方」、打撃論として「インコースを打つことに対する考え方」が斬新で面白かった。

野球が好きな方だったら、どの球団のファンでも楽しめる一冊だと思う。

2020.02.11 Tuesday

ありがとう!野村監督!

みなさんはどのノムさんが印象に残ってますか?
ご冥福をお祈り申し上げます…

ノムさん1

ノムさん2

ノムさん3

ノムさん4

ノムさん5

ノムさん6

ノムさん7

2020.01.27 Monday

兵器を買わされる日本 東京新聞社会部

2020年度の防衛予算案は、19年度当初比1.1%増の5兆3,133億円である。

このように5兆円強の予算が使われている防衛費に関して、その詳細を詳しく知っている方は少ないのではないか?

実は私もこの本で初めて知ったのだが、アメリカの対外有償軍事援助(FMS=Foreign Military Sales)という「アメリカのごり押し兵器を言い値で売り付けられる制度」があり、この費用が急速に伸びているとのこと。

例えば、色々と話題になったF35も対外有償軍事援助(FMS)を通じて購入しているのだが、対日貿易赤字を減らしたいトランプ大統領からの強いプレッシャーに負け、日本政府が購入することに至ったとのこと。

そうして購入したF35だが、自衛隊の現場はそんなに必要としてなかったというのが何ともまだ無駄遣いだと…

「トランプ大統領のご機嫌取りのために買ったんかい!」と思わずにはいられない。

それ以外にも、高額な兵器を複数年で代金を支払う「国庫債務負担行為」と呼ばれる方式で支払っているそうなのだが、この残高(兵器ローンとも呼ばれる)が5兆円を超えているというのが恐ろしい…



また読んでいくにつれて、兵器の選定が官邸の行き当たりばったりで行われていたり、補正予算を使ったごまかしの手法など、情けなくなってきてしまう。

東京新聞社会部の取材力および分かりやすい解説は秀逸だと思う。

2020.01.26 Sunday

日韓激突「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機 手嶋龍一 佐藤優

手嶋龍一氏と佐藤優氏が対談形式で国際情勢を解説する中公新書ラクレの人気シリーズ。

2017年の「独裁の宴」、2018年の「米中衝突」と来て、今回のテーマは「日韓激突」と少しテーマが小さくなったような気はするが、そこはご安心を。

日韓問題だけにとどまらず、中東情勢、アメリカとイランの関係などについても触れられており(ちなみにこちらのテーマのほうが扱いが大きいような気が…)今の国際情勢を理解する手助けになる本である。

GSOMIA、徴用工問題などで日韓が衝突しているのだが、やはり過去の植民地支配が影響している。

韓国は「日本は植民地支配の反省が足りない」、日本は「すでに解決済みみじゃないか」と思っており、意見は平行線なのだが、佐藤優氏に言わせると旧宗主国としてふさわしい振る舞いがあるとのこと。

具体例として、イギリスは旧植民地に対し就労ビザで優遇したり、ヒースロー空港を通関する際も扱いが違うとのこと。

正直、今の日本にそのような大人の対応は難しいように思えてならない。

また国民一人当たり名目GDPが、国交樹立した1965年には8倍だったのが、今ではそんなに差がなくなってきた。

経済面での差がなくなってきたことで、自信が芽生えたことで、低く見られることに不満が募っているのではないかとのこと。

さらに言えば「生活水準に差があった時代に結んだ日韓基本条約は不当なもの」と思ってもおかしくないとのこと。



このように外交の最前線で活躍していた方の考え方は、私たちではなかなか想像できず面白い。

2020.01.20 Monday

なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか お股ニキ

メジャーへ挑戦する選手は、いつもパ・リーグ選手

日本シリーズで勝つのも、いつもパ・リーグ(と言うかソフトバンク)

さらに言えば、活躍する新人選手もいつもパ・リーグ選手

と、日本のプロ野球はパ・リーグが引っ張っている気がしてならない今日この頃。

そのあたりの背景を、各種データを用いて分かりやすく解説してくれている。

巨人の原監督の発言でも話題になった「DH制について」や、「ユーティリティプレーヤー」についてといった興味深いテーマも取り上げてくれている。

実は私も子どもの頃、サードとセカンドの練習をしていたので、試合に使ってもらえるチャンスが多かったことを思い出してしまった。



また、お股ニキ氏が筒香嘉智選手や秋山翔吾選手といった今シーズンからメジャーに挑戦する選手を分析しており興味深い!

野球ファン必見の本だと思う。

2020.01.08 Wednesday

権力の日本史 本郷和人

天皇が代替わりし、元号が替わったこの時代にこの本を読むのはタイミングとして最適な気がする。

「天皇と上皇がいる場合に、はたして権力はどちらにあるのか?」という疑問を持つ方は多いのではないだろうか。

過去には複数の上皇が存在したり、まったく権力を持っていなかった天皇もいたそうで、そういう状況下で実際誰に権力があったのか個人的に大変興味深い。



天皇だけではなく、貴族、僧侶、武士などの権力についても解説してくれている。

私は日本史の知識が豊富なわけではないのだが、とても分かりやすく読みやすかった。

また令和という元号への違和感についても触れられており、この点は私も100%本郷氏に同意する。

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