2012.05.03 Thursday

検事失格 市川寛

私自身がロースクールに進学しようと思っていたこともあり、どうしてもこのような本は手に取ってしまう。

起訴便宜主義で、起訴するかしないかの権限を“ほぼ”独占している検事を、私は世の中でいちばんの権力者だと思っている。
その検事を失格とは、いったいどういうことだろうか?

そのようなことを考えると、この本のタイトルはたいへん興味深い。

また文章は、回りくどい言い方ではなく読みやすいので、大学で法律を学びたい高校生などにも読んでほしい本である。



私は、以前から世の中で一番怖いのは検察だと思っていたのだが、この本を読んでそれは事実だと思った。
というのも、取り調べにおいて、事実などお構いなしに検事の“好き勝手”に調書を作られ起訴されるのである。
国家権力に目を付けられることほど怖いものはない…
(暴力団などより、検事の横暴を規制する法律のほうが必要に思えたのは私だけだろうか?)

また普通の会社と検察を比べて、【上層部】⇒【中間管理職】⇒【若手】と、責任転嫁が上から下へと落ちてくるのは、検察も普通の会社も一緒だと思った。
上ほど責任をとりたがらない点も似ていると思った。

私が以前いた会社(プロ野球チームを持つ某会社)でも、仕事のできない執行役員がいて、部署の業績が悪かった際に、部長orマネージャーに対して「お前らのせいだ!」と責任転嫁をする例が多くみられた。

中間管理職は、責任を若手社員に転嫁すれば良いのだが、それを“潔し”としない人間は「アホらしい」と思って辞めていった。
(ちなみにこの会社は、人の入れ替わりが激しく、毎月のように“歓迎会”と“送別会”があり、自分がどっちに出ているのかも分からなくなることも多かった)

このように、明らかに“人道に反する”と思えることを強要された際には辞めれば良かったのである。
検事は辞めても、ヤメ検弁護士や大学教授と仕事の口は見つけやすいと思うのだが。

納得できない指示を受けた際に、「辞める代わりにメディアに公表するぞ」とでも言えば、強引な立件はなかったかもしれない。

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