2023.04.22 Saturday

巨人論 江川卓

タイガースファンなのでこの本を買おうか正直迷ったのだが、掛布さんとの対決の裏話でも聞ければと思い購入。

「僕の巨人時代」「投球の秘密」「巨人軍列伝」「令和の巨人論」の4章から構成されていて、「僕の巨人時代」「投球の秘密」という前半の2章で全体の約2/3を占めており、「僕の巨人時代」という章も巨人のウンチク彼是というより、想い出に残っている対戦相手やご自身の野球観について解説しており面白い。

この本はいきなり「空白の一日」の裏話から始まり、立ち上がりから全力投球で「あれっ?江川さんってこんな人だっけ?」と、少し意外な印象。

中学高校時代は早慶戦に憧れていたそうで、高卒で巨人にドラフトで指名されても早慶に行こうと思っていたらしい。

高3の時に早稲田の推薦が決まっていたにもかかわらず、慶應の関係者から慶應受験を勧められ、何故か早稲田の推薦を断ったらしい。

なおこの慶應受験は一般受験のようで、その点は大変好感が持てる。

個人的にはAO入試と呼ばれる「なんちゃって試験」で入ってくる層がどうしても好きになれなかった…

落合さんとの2軍時代の対戦、衣笠さんとの対戦、そして掛布さんとの対戦について触れており面白い。




個人的に興味深かったのが、現役選手には〜投手、〜選手、それ以外のOBは先輩、後輩かかわらずほとんど「さん」付けなのに、同じ年齢の掛布雅之と達川光男だけは「さん」付けじゃなかったのが、両者の関係性が見えて面白かった。

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