なぜ、日本人の9割は金持ちになれないのか 藤井聡
現代貨幣理論、いやMMT(Modern Money Theory)と言った方が馴染み深いだろうか。
この本の著者の藤井先生はMMTを支持派の第一人者であり、デフレ脱却のために日本がとるべき施策を分かりやすく解説してくれている。
MMTとは、Wikipediaによると「政府に通貨発行権があれば、政府の決定に基づき通貨発行で支出ができる。政府が通貨発行で支出できるのだから、政府が自国通貨財源の不足や枯渇に直面することはありえない」とのことである。
より分かりやすく口語体で表現すると「政府は自分でお金を作れるので、(いざとなればお金を作ればいいから)破綻することはない」とのことである。
ドルで借金をしていたアルゼンチン、ユーロで借金をしていたギリシアのように、自国で発行できない通貨での借金は危険なのだが、日本の国債はほぼ100%円建てなので何ら問題ないとのこと。
ただプライマリーバランスを重視する財務省が積極財政に否定的で、国民を惑わす情報、例えば「国民1人当たりの借金が膨らんでいる」「次の世代に借金を残すのか?」などをマスコミを通じて訴えかけることで国民を誤解させているとのこと。
この理屈の問題点を、藤井先生が対話形式で分かりやすく解説してくれており、大変面白い本である。
個人的に、藤井先生は分かりにくい理論を分かりやすく伝えるのが上手く、他の本も読んでみたくなった。
この本の著者の藤井先生はMMTを支持派の第一人者であり、デフレ脱却のために日本がとるべき施策を分かりやすく解説してくれている。
MMTとは、Wikipediaによると「政府に通貨発行権があれば、政府の決定に基づき通貨発行で支出ができる。政府が通貨発行で支出できるのだから、政府が自国通貨財源の不足や枯渇に直面することはありえない」とのことである。
より分かりやすく口語体で表現すると「政府は自分でお金を作れるので、(いざとなればお金を作ればいいから)破綻することはない」とのことである。
ドルで借金をしていたアルゼンチン、ユーロで借金をしていたギリシアのように、自国で発行できない通貨での借金は危険なのだが、日本の国債はほぼ100%円建てなので何ら問題ないとのこと。
ただプライマリーバランスを重視する財務省が積極財政に否定的で、国民を惑わす情報、例えば「国民1人当たりの借金が膨らんでいる」「次の世代に借金を残すのか?」などをマスコミを通じて訴えかけることで国民を誤解させているとのこと。
この理屈の問題点を、藤井先生が対話形式で分かりやすく解説してくれており、大変面白い本である。
個人的に、藤井先生は分かりにくい理論を分かりやすく伝えるのが上手く、他の本も読んでみたくなった。
| the_esperanza | 経済問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |