2021.07.14 Wednesday

悪の処世術 佐藤優

ウラジーミル・プーチン、習近平、ドナルド・トランプ、金正恩、バッシャール・アル・アサド、エンベル・ホッジャ、アドルフ・ヒトラー、毛沢東、ヨシフ・スターリン、カダフィ大佐、金日成。

現代の政治を動かしている政治家から、歴史上の人物と言われる政治家まで、「独裁者」と言われる彼らを、佐藤優流の視点で人物像か手腕までを解説している。

恐怖によって人心掌握を実行しているのかと思いきや、意外な一面のエピソードに驚かされる。

ロシアのエキスパートとしてプーチン大統領とお会いしたことある経験を踏まえたエピソードで、お世話になった人を決して裏切らない、日本の某政治家のことで涙する話など、日本でいう「浪花節」なところがある。

日本とロシアは意外に相性がいいのではないか、とも思えるのだが、ここは少し割り引いて考えた方がいいだろう。

また習近平、毛沢東という2人の中国の政治家を知ることで、中国政府の考え方が見えてくる。



個人的にはシリアのアサド大統領の部分が、政治手腕と同時にシリアの現状を理解するのに役に立ち、頑固おやじ感が溢れるアルバニアのホッジャについてが興味深かった。

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