2020.01.26 Sunday

日韓激突「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機 手嶋龍一 佐藤優

手嶋龍一氏と佐藤優氏が対談形式で国際情勢を解説する中公新書ラクレの人気シリーズ。

2017年の「独裁の宴」、2018年の「米中衝突」と来て、今回のテーマは「日韓激突」と少しテーマが小さくなったような気はするが、そこはご安心を。

日韓問題だけにとどまらず、中東情勢、アメリカとイランの関係などについても触れられており(ちなみにこちらのテーマのほうが扱いが大きいような気が…)今の国際情勢を理解する手助けになる本である。

GSOMIA、徴用工問題などで日韓が衝突しているのだが、やはり過去の植民地支配が影響している。

韓国は「日本は植民地支配の反省が足りない」、日本は「すでに解決済みみじゃないか」と思っており、意見は平行線なのだが、佐藤優氏に言わせると旧宗主国としてふさわしい振る舞いがあるとのこと。

具体例として、イギリスは旧植民地に対し就労ビザで優遇したり、ヒースロー空港を通関する際も扱いが違うとのこと。

正直、今の日本にそのような大人の対応は難しいように思えてならない。

また国民一人当たり名目GDPが、国交樹立した1965年には8倍だったのが、今ではそんなに差がなくなってきた。

経済面での差がなくなってきたことで、自信が芽生えたことで、低く見られることに不満が募っているのではないかとのこと。

さらに言えば「生活水準に差があった時代に結んだ日韓基本条約は不当なもの」と思ってもおかしくないとのこと。



このように外交の最前線で活躍していた方の考え方は、私たちではなかなか想像できず面白い。

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