2013.11.20 Wednesday

慶應幼稚舎の流儀 (平凡社新書)

「慶應幼稚舎」という言葉に釣られ、思わず買ってしまった本。
中身としては、「幼稚舎の歴史」「過去の名物教員の紹介」「幼稚舎出身者のインタビュー」「お受験に関して」といったテーマを扱っている。

慶應義塾の関係者であれば「幼稚舎の歴史」はそれなりに知っている訳で、私としてはあまり得るものはなかった。
幼稚舎を志願者する方で、ある程度下調べをしている方にも必要ないと思える。

「過去の名物教員の紹介」なのだが、これっているのだろうか?
知らない人の話を長々と述べており(しかも無駄に長い)「だから何?」といった感想しかない。
内輪ネタという感じがしてならなかった。
私なら、過去の教員の話はほどほどにして、現在の教員の話も交えて、もう少し飽きさせない内容にするだろう。


「幼稚舎出身者のインタビュー」は、生の声ということで興味深かった。
ただ、ここにも工夫が必要で、私なら誰もが知る著名人のOBにインタビューするだろう。
そうしないと、幼稚舎での教育が現在のその人にどのくらい影響を与えているのかが分からない。

「お受験に関して」が、この本に興味を持った方が最も知りたい内容だと思う。
私もそれなりに楽しませてもらったが、やはり入試に関しては謎が多い。





このブログで以前に取り上げたこともあるのだが、慶應幼稚舎(幻冬舎新書)のほうが世間一般の方が幼稚舎のことを知るには好ましいと思う。

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