2014.12.29 Monday

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 池上彰 佐藤優

池上彰氏と佐藤優氏という発言力のある2人の共著。

池上さんが1話せば、佐藤さんが3〜5話すといった感じで進んでいく(笑)
(とは言え、池上さんは難しい内容を解説する役割も担っているのだが)

戦争論と言うより、各地域の政治状況分析という感じで、サブタイトルでもあるインテリジェンスの本と言う印象を受けた。

イスラム、ヨーロッパ、北朝鮮、中国など世界を網羅しており、各地域の実情がよく分かる。

とは言え、一定レベルの世界史や政治経済の知識がないと、読み解くのは難しい。





この本がよく売れているらしいのだが、このレベルの内容を理解できる人が結構いるということなのだろうか?
世界史の偏差値が70以上ないと、なかなか理解しづらいと思うのだが…

総選挙の投票率が50%ちょっとしかない国で、不思議な気がするのは私だけ?

2014.12.28 Sunday

沈みゆく大国アメリカ 堤未果

日本に住んでいると、保険証さえ出せば安価で診察を受けることができる。

これは国民皆保険体制が確立されているからで、日本の国民は何らかの保険に加入しているということが前提になっているからである。

ところがアメリカには、このような制度はなかった。
それをオバマ大統領が「オバマケア」と呼ばれる医療保険制度を導入。

これだけ聞くと、アメリカの保険制度が良い方向に進んだように思うのだが現実は…





まさかの中流階級の自己破産といった信じられない状況になっている…

ではオバマケアの問題点は、どこにあるのか?
裏の目的があるのではないか?

重いテーマだが、読みごたえのある本であった。

堤さんの本は、結構読ませて頂いているのだが、関係者からはきっちり自分でインタビューをとっており、取材力が素晴らしい。

2014.12.04 Thursday

追及!ブラック企業 新日本出版社

「ワタミ」「ユニクロ」と言った企業の労働環境を取り上げ、その問題点を指摘する本。

ワタミは居酒屋だけではなく、「ワタミの介護」や「ワタミの宅食」と言った部門でも姑息な手段で労働者を食いものにしている。
その姑息な手段の結果、最低賃金にも満たない金額で働くことになっているのである。

「よくもまぁ…」といった言葉しか出てこないくらいひどい。

「ユニクロ」にしても、新卒で入社した社員を早くから店長にし、こき使うといった手法を徹底的に批判している。
また店舗には、数名しか正社員がいないため、新卒で店長になった方が頼れる人すらいない状況になっている。

これでは精神を病んでしまうのも頷ける…





私は「ワタミ」「ユニクロ」と言った企業では、極力食事もしないし、商品も買わないことにしている。

買ってしまったら、そのお金は労働者ではなく、会社に吸い上げられてしまうから。

ところで、この本の第2弾とか出ないんでしょうかね?

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