ロシアを知る。 池上彰 佐藤優
池上彰氏と佐藤優氏が、ロシアについて徹底的に解説した本。
この2人はとても気が合うのか、池上彰氏が佐藤優氏から多くのエピソードを引き出しており、ロシアという国の表と裏が見えてくる。
それにしても、ロシアというテーマで1冊の本にしてしまうのには驚いたが(笑)
日本とロシアと言えば、やはり北方領土問題であろう。
序章でいきなりこの北方領土問題からスタートするのだが、この交渉の当事者でもあった佐藤優氏の意見は「二島返還プラスアルファ」という考えである。
「歯舞群島、色丹島が日本領になり、国後島と択捉島については、ロシアの主権下にあることを認めたうえで、経済活動や訪問などで日本人特別の地位を認める制度をロシア側が作る」という考えで、“名を捨てて実を取る”作戦といったところか。
しかし今の外務省には、その能力と経験の不足が理由で難しいのではないかとのこと。
このような感じで、現在のロシア、ソ連時代、独裁国家、日本とロシアといったテーマについて触れられている。
こういう真面目な内容だけでなく
池上氏「革命は、起きればかならず行き過ぎる」
佐藤氏「安倍政権の人づくり革命は大丈夫ですかね?」
池上氏「真の保守主義者は、革命なんて言葉を使っちゃいけないですよね」
といったやり取りも多く、楽しくロシアを学べる本だったので、多くの人に読んでほしいオススメの本である。
この2人はとても気が合うのか、池上彰氏が佐藤優氏から多くのエピソードを引き出しており、ロシアという国の表と裏が見えてくる。
日本とロシアと言えば、やはり北方領土問題であろう。
序章でいきなりこの北方領土問題からスタートするのだが、この交渉の当事者でもあった佐藤優氏の意見は「二島返還プラスアルファ」という考えである。
「歯舞群島、色丹島が日本領になり、国後島と択捉島については、ロシアの主権下にあることを認めたうえで、経済活動や訪問などで日本人特別の地位を認める制度をロシア側が作る」という考えで、“名を捨てて実を取る”作戦といったところか。
しかし今の外務省には、その能力と経験の不足が理由で難しいのではないかとのこと。
このような感じで、現在のロシア、ソ連時代、独裁国家、日本とロシアといったテーマについて触れられている。
こういう真面目な内容だけでなく
池上氏「革命は、起きればかならず行き過ぎる」
佐藤氏「安倍政権の人づくり革命は大丈夫ですかね?」
池上氏「真の保守主義者は、革命なんて言葉を使っちゃいけないですよね」
といったやり取りも多く、楽しくロシアを学べる本だったので、多くの人に読んでほしいオススメの本である。
| the_esperanza | 政治問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |