プロ野球・二軍の謎 田口壮
この本は野球の本と言うより【田口壮のマネジメント術】と言った感じで、一般のビジネスパーソンにも役に立つような内容の本である。
もちろん個々の野球選手への指導方法や、メジャー挑戦時の話なども多数盛り込まれているので、野球に詳しい方が読んだ方が当然楽しめる。
第一章では、組織としての二軍の紹介や、二軍のスケジュール等を分かりやすく紹介してくれている。
その中で「迷わせない指導」と言う言葉が出てくるのだが、各コーチがどのような主旨でどのような指示を出していたのかを共有することを重視したとのことである。
一般企業でも、上司からバラバラの指示が出て現場が混乱したり、各営業がクライアントに対し別々のことを話すと相手は混乱してしまう。
これだけでも田口壮がマネジメント能力が高いということが分かってきて、この本が面白くなってきた。
第二章では、日本プロ野球の二軍と、アメリカのマイナーリーグとの比較である。
過酷なマイナーリーグと比較して、日本の二軍はまだ恵まれているのだと思えた。
この章ではメジャー独特の契約のことが分かりやすく解説してあり、「オプション」という契約があるため、仕方なくマイナーに落ちるといったことの理由が理解できた。
川崎宗則がメジャーとマイナーを行ったり来たりしていたのはこれだったのか!
第三章では、二軍の観戦ガイドで各球団と各球場を紹介している。
これを読むと、私も鳴尾浜に行ってみたくなってくる。
第四章は、2016年の田口壮の日記と言う感じで、昨シーズンの一喜一憂についてである。
この中でも、各選手の個性を把握し、それぞれに合った指導方法を行っているのが分かる。
第五章では、現代の若い選手との付き合い方といったところか。
中間管理職で、大学を出たばかりの若手社員を教育しないといけない立場の方には参考になることが多いように思う。
叱り方にも気を使い、色々と考えながら指導されている点は、この人の下で野球をやれれば若手選手は実力が開花しやすいと思えた。
内容のある良い本なので、ぜひ多くの方々に手に取って頂きたい!
もちろん個々の野球選手への指導方法や、メジャー挑戦時の話なども多数盛り込まれているので、野球に詳しい方が読んだ方が当然楽しめる。
第一章では、組織としての二軍の紹介や、二軍のスケジュール等を分かりやすく紹介してくれている。
その中で「迷わせない指導」と言う言葉が出てくるのだが、各コーチがどのような主旨でどのような指示を出していたのかを共有することを重視したとのことである。
一般企業でも、上司からバラバラの指示が出て現場が混乱したり、各営業がクライアントに対し別々のことを話すと相手は混乱してしまう。
これだけでも田口壮がマネジメント能力が高いということが分かってきて、この本が面白くなってきた。
第二章では、日本プロ野球の二軍と、アメリカのマイナーリーグとの比較である。
過酷なマイナーリーグと比較して、日本の二軍はまだ恵まれているのだと思えた。
この章ではメジャー独特の契約のことが分かりやすく解説してあり、「オプション」という契約があるため、仕方なくマイナーに落ちるといったことの理由が理解できた。
川崎宗則がメジャーとマイナーを行ったり来たりしていたのはこれだったのか!
第三章では、二軍の観戦ガイドで各球団と各球場を紹介している。
これを読むと、私も鳴尾浜に行ってみたくなってくる。
第四章は、2016年の田口壮の日記と言う感じで、昨シーズンの一喜一憂についてである。
この中でも、各選手の個性を把握し、それぞれに合った指導方法を行っているのが分かる。
第五章では、現代の若い選手との付き合い方といったところか。
中間管理職で、大学を出たばかりの若手社員を教育しないといけない立場の方には参考になることが多いように思う。
叱り方にも気を使い、色々と考えながら指導されている点は、この人の下で野球をやれれば若手選手は実力が開花しやすいと思えた。
内容のある良い本なので、ぜひ多くの方々に手に取って頂きたい!
| the_esperanza | プロ野球(阪神以外) | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |