2013.11.20 Wednesday

慶應幼稚舎の流儀 (平凡社新書)

「慶應幼稚舎」という言葉に釣られ、思わず買ってしまった本。
中身としては、「幼稚舎の歴史」「過去の名物教員の紹介」「幼稚舎出身者のインタビュー」「お受験に関して」といったテーマを扱っている。

慶應義塾の関係者であれば「幼稚舎の歴史」はそれなりに知っている訳で、私としてはあまり得るものはなかった。
幼稚舎を志願者する方で、ある程度下調べをしている方にも必要ないと思える。

「過去の名物教員の紹介」なのだが、これっているのだろうか?
知らない人の話を長々と述べており(しかも無駄に長い)「だから何?」といった感想しかない。
内輪ネタという感じがしてならなかった。
私なら、過去の教員の話はほどほどにして、現在の教員の話も交えて、もう少し飽きさせない内容にするだろう。


「幼稚舎出身者のインタビュー」は、生の声ということで興味深かった。
ただ、ここにも工夫が必要で、私なら誰もが知る著名人のOBにインタビューするだろう。
そうしないと、幼稚舎での教育が現在のその人にどのくらい影響を与えているのかが分からない。

「お受験に関して」が、この本に興味を持った方が最も知りたい内容だと思う。
私もそれなりに楽しませてもらったが、やはり入試に関しては謎が多い。





このブログで以前に取り上げたこともあるのだが、慶應幼稚舎(幻冬舎新書)のほうが世間一般の方が幼稚舎のことを知るには好ましいと思う。

2013.11.11 Monday

楽天イーグルス 優勝への3251日 山村宏樹

私がこの本に興味を持った理由は「楽天優勝」とか「楽天日本一」というより、「山村宏樹」という名前である。

最近の阪神ファンは知らないかもしれないか、1994年の阪神のドラフト1位選手である。
ちなみにこの年のドラフトでは、北川、秀太、川尻といったプロで長く活躍した面々が入団している。
阪神にしてはこの年のドラフト結構頑張ってないか?(笑)

阪神からは出て行ってしまったが、近鉄を経て、楽天で活躍して現役を終えた山村が書いた本だから、何となく注文したくなった。





中身を読んでいくと、楽天イーグルスの設立時からのメンバーで、設立当初の苦労話や既存球団ではありえないようなエピソードが記載されていて面白い。
また選手側から、山崎武司が率先してフロントと交渉してくれていた等の裏話も聞けた。

ノムさんは、TV等で山崎の指導者としての適性を高く評価していると公言しているが、その理由が何となく分かる気がした。

また楽天イーグルスの歴代のすべての監督の下で野球をやっているので、それぞれの監督の特徴等も書かれていて興味深かった。

まーくんをはじめとしたレギュラー選手を、同僚目線で紹介してくれていて、岩隈とまーくんの食生活の違いは特に面白かった。
岩隈、それで大丈夫か?と少し心配になったが…(笑)

全体として様々なエピソードが書かれていて、野球選手にありがちな感想文的な本と違い、堅い話の後にちょっとした笑いを入れたりと、緩急を使ったところが心憎い。

楽天イーグルスファンはもちろんだが、他チームのファンの方にも読んでほしい本である。

またこれだけの本が出せる山村は、2軍ピッチングコーチなんかやれば、選手をその気にさせる良いコーチになりそうと思ったのは私だけ?

2013.11.07 Thursday

グレート・サスケ訴えられる!!

プロレスラーのグレート・サスケが、岩手県議時代の2005年度に交付され、使途が違法とされた政務調査費の返還に応じないとして、県が約276万円の支払いを求める訴訟を盛岡地裁に起こしたことが分かった。

同年度の同県議会の政務調査費を巡っては、サスケを含む県議52人に交付された計約3,200万円の使途が違法だとして、住民団体が返還を求めるよう県を相手取って提訴。

31人に計約970万円を支払わせるよう命じた仙台高裁判決が今年7月に確定した。

自主的に返したか死亡した3人を除く27人は期限までに返還したが、サスケのみ納めなかった。

なお約276万円は、「みちのくプロレス」の人件費や事務所費に使われたらしい。

ちなみにサスケのコメントは「返還の意思はあるが現時点ではできない」とのこと。

お金なきゃ払いたくても払えないよね。





でもこんな試合(↑)が出来れば、すぐ稼げるんじゃないの!?

2013.11.04 Monday

なぜ阪神はV字回復したのか? 岡田彰布

昨日の田中将大投手のまさかの連投で、楽天イーグルスが日本シリーズを制した。
CSでまったく良いところがなく、コロッと負けてしまった阪神タイガースに、このような熱い闘いができるのかなどと思いながら見入っていた。

そのような心境の中、読んだのがこの本である。



V字回復したとは言い難いのだが、V字回復の兆しはあるとのこと。

打線に関しては、西岡・大和の1,2番を評価しており、私も同意するところである。
ただ4番の不在を嘆いており、ノムさんの言葉を借りて「日本人のエースと4番はなかなか育てられない」が、育てる必要性を説いていた。

投手陣に関しては藤浪くんを大絶賛。
まあ今までこんな球界の宝みたいな逸材が、ドラフトで獲れたことなかったので当然といえば当然(笑)
またストッパーに関しては、私の好きな松田遼馬に期待しているようで、特にストレートで三振がとれている点を評価していた。

このあたりまでは比較的当たり障りのないことが書かれていたのだが、ここからどんでん節が炸裂する。
「二軍から選手が育たない問題点」「福留獲得の是非」「フロントの意識改革の必要性」と、厳しいことが書かれている。

また次期監督を準備しておく必要性の点も興味深かった。
私としては、もう一度「岡田阪神」を見てみたいのだが。

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