2014.07.31 Thursday

ティップネス売却!?

ロイターによると、サントリーホールディングスが、グループの運営するフィットネスクラブ「ティップネス」を売却するため、入札を開始することが明らかになったとのこと。

ティップネス会員としては、今のティップネスが気に入っているため、今後どうなるのか気になるところである。
(色々な店舗が使えるちょっと高い会費で契約している身としては、会費が少し安くなればありがたいのだが)

なお売却の理由としては、サントリーホールディングスは米ビームの買収に多額の資金を投入したため、非中核(ノンコア)事業を選別し、資本をコア事業に投下するのが狙いとのこと。

売却の理由としては分からないでもないのだが、約30年も運営してきたのだし、スポーツドリンク等の市場を考えると親会社との連携を強化し相乗効果を狙った方が良さそうな気がしないでもないのだが…
早急にキャッシュが必要な事情(新たなM&Aを仕掛けるとか)でもあるのだろうか?

買収する候補として「NTTドコモ」や「日本テレビホールディングス」が上がっているらしい。

もし日本テレビの傘下になって、モニターで巨人戦ばかり流されたら辞めるしかないな。
(そういえばティップネスの企業カラーは、ジャイアンツと同じオレンジ…)

ちなみに私のお気に入りの店舗はティップクロスTOKYO渋谷

2014.07.20 Sunday

若虎よ! 掛布雅之

「若虎よ!」というタイトルから、若き虎戦士へのメッセージかと思えたのだが、想像以上に深い内容であった。

もちろん若い選手へのメッセージも「育成の流儀」「若虎への提言」という章で熱く語っている。
特に伊藤隼太に関して、その潜在能力の高さを称賛している。
(当然だが、それ以外の選手に関しても掛布さんなりの評価が記されている)

だか、この本の中心となるのはミスタータイガース掛布雅之の野球観であるように思えた。
ご自身が現役時代の打撃哲学、4番打者としての心構え等が書かれており、最初は「3割、40本、100打点」をノルマとして考えていたのだが、あることを契機に試合に出続けることの意義も重視するようになる。
そのため金本知憲の姿勢を絶賛している。

バッティングに関することだけではなく、監督としてどのような野球をしたいか等を、パ・リーグの某球団から監督打診された話なども踏まえて書かれている。
掛布さん自身が、監督打診のエピソードを自らの言葉で語ってくれるのは興味深かった。





本の終盤では「阪神首脳陣への提言」「阪神フロントへの提言」で、ちょっと厳しいことも書かれている。
ただファンからすれば納得させられることばかりで、阪神ファンだけでなく、他球団のファンの方が読んでも興味深く思える提言が書かれている。

またコーチングに関しては、ご自身の失敗を踏まえた上で(息子さんへの野球指導)、信念を持っているようで、これは一般のビジネスの世界でマネジメント層がスタッフを指導する際にも役に立つような内容であった。

野球選手が書いた本としては、かなり内容が深く読みごたえがある本で、阪神ファンには必読、他球団のファンにも読んでほしいくらい素晴らしい内容であった。

2014.07.19 Saturday

上司になってはいけない人たち 本田有明

タイトルにつられて、なんとなく購入した本だったのだが、想像以上に良い本であった。
また考え方が私に近かったことも多く、共感できることが数多くあった。

この本の中で、上司の危険度をレベル別で分類しているところがあった。

(1)部下を育てる意欲も能力もない=≪危険レベル1≫
(2)会社や部下の文句ばかりをいう=≪危険レベル2≫
(3)その場そのときの気分でいうことが違う=≪危険レベル2≫
(4)部下の意見や提言を無視する=≪危険レベル3≫
(5)自分の好みで部下を選別・排除する=≪危険レベル4≫
(6)ハラスメントによる事件を起こす=≪危険レベル5≫

上記の6つと、「部下を不正に巻き込もうとする=≪危険レベル∞≫」という7つで構成されていた。

最後の7つ目は論外として、上記6つの中の5つに該当する上司に私は当たってしまったことがある。
(しかも執行役員で、その業務に関して全責任を負う立場であった)

(1)部下を育てる意欲も能力もない=≪危険レベル1≫
⇒新卒社員が初の営業に出かけるときのアドバイスが「昼飯食って行けよ」だった(笑)
新卒社員が唖然とした表情をしていたのが、今でも忘れられない。
恐ろしく能力の低い人だった…

(3)その場そのときの気分でいうことが違う=≪危険レベル2≫
⇒基本的に信念というものを持っていない人だったので、朝会で主張していたことと真逆のことを夕方には発言している。

(4)部下の意見や提言を無視する=≪危険レベル3≫
⇒あまり賢い方じゃなかったので、与えられた売上目標だけに目が行き、全体(営業利益は元より、会社全体の損益など)には全く目がいかない。
例えば50万円の売上にしかならないが骨の折れる仕事でスタッフを疲弊させ、後の1,000万円の売上の案件に支障をきたしてしまう。
それじゃおかしいと進言しても、理解できていなかった…
真弓・前監督の采配に近いものを感じてしまった…

(5)自分の好みで部下を選別・排除する=≪危険レベル4≫
⇒ありがちなことだがYESマンだけで側近を固めてしまう。
しかも理論派ではなく「気合で何とかしましょうよ」といった人種ばかりで固めてしまう。
まあ理論派を懐に入れても、言っている意味が分からないのだろうが。

(6)ハラスメントによる事件を起こす=≪危険レベル5≫
⇒その会社は徹夜で残業とか当たり前の会社だったのだが、そういうことに不満を言うと「マインドの問題だ」などと訳のわからない精神論を持ち出してくる。

よくこんな人が執行役員でいることができるなぁと不思議に思ったものである。




ちなみに上記のような執行役員がいるにもかかわらず、上場企業でプロ野球チームを保有しているような企業であった。

この会社を去ってから経営層に近いポジションで仕事をすることが多いのだが、この人は悪い意味でレベルが違っていた…

このブログをお読みの皆さんが、こんな上司に当たらないことを祈りたい。

森さん元気ですか?

2014.07.10 Thursday

覚悟の決め方 上原浩治

ボストン・レッドソックスのクローザーというより、メジャーを代表するクローザーといっても過言ではないような活躍をみせる上原浩治。

そんな上原の幼少時代から、2番手投手だった高校時代、大学時代の活躍、憎き讀賣ジャイアンツ時代、メジャーでの日々といった野球人生について語られている。
「覚悟の決め方」というタイトルの通り、メジャーでのストイックすぎるかと思える日々の生活には驚かされた。

上原浩治なりの野球哲学というものがよく分かり、成功する人間は自分なりの信念を持っているということがよく分かった。

またダルビッシュ有、田中将大のメジャー移籍を例に挙げ、メジャーでの実績がない状態での高額すぎる年俸はいかがなものかという提言、中継ぎというポジション(現在はクローザーを努めているが)への評価の低さなど、上原個人のことだけでなく野球界全体のことを考えた内容も多く興味深い。




ノムさんの言葉に「投手出身の監督は精神野球で本質からかけ離れている」というものがあるが、上原がもし監督をやれば、この言葉は当てはまらないと思う。

上原の考え方は、しっかりした哲学を持っており、我々のような一般人にもビジネスの上で成功するヒントを与えているように思え、おすすめの一冊である。


最後に、上原浩治オールスターゲーム出場決定おめでとう!!

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