2016.01.25 Monday

声が天龍源一郎!!

天龍源一郎が、まさかのアフレコに挑戦!

フロムエーのCMで、結構オンエアされているのでご覧になられた方も多いのではないでしょうか?





引退後も、こうやってメディアに多く出演してくれてファンとしては嬉しいです!

2016.01.24 Sunday

大世界史 池上彰 佐藤優

池上彰氏と佐藤優氏が、再びタッグを組み本を出版。

その名も「大世界史」、サブタイトルが「現代を生きぬく最強の教科書」ということで、今日の世界情勢を踏まえた内容となっている。

「中東こそ大転換の震源地」「オスマン帝国の逆襲」と、序盤でイスラム圏を取り上げているのだが、この部分が内容が最も深い。

なおこの部分は、日本においては新聞やテレビ等で扱いが小さく、なかなか理解しづらい部分だと思う。

これは私の私見だが、このエリアは国だけでなく、宗教が密接にかかわってくるので理解しづらいのだと思う。
(もちろんヨーロッパ等も、宗教のかかわりはあるが、今日においては宗教を理由とした争いは以前より少ない)

学生時代に世界史を真面目に勉強した方や、国際政治に詳しい方でないと、理解するのは難しいように思う。





とは言え、難しい内容を池上彰氏が詳しく解説しているので、興味がある方には読んでほしい本である。

世界史が好きな高校生などが読んで、その奥深さを学べると成績アップにつながる!?

2016.01.02 Saturday

雇用身分社会 森岡孝二

さすが岩波新書と言うべきか、現代の労働環境の問題点を見事に指摘している。

森岡孝二氏の本は初めてなのだが、いい意味で学者っぽくなく読みやすい。

第1章では、戦前の地獄のような働き方が書かれているのだが、私が知らないことが多く勉強になった。

当時は、性別による差別が著しくひどいように思えた。

第2章では、派遣労働の問題点を指摘している。

特に「使用関係」と「雇用関係」を分離することによって、使用者が労働者に対する安全健康配慮義務を免れることを可能にしている指摘には、なるほどと思ってしまった。

同じ非正規雇用でも、パート・アルバイトでは直接雇用であるため、そういうわけにはいかない。

第3章では、パートに関してというセクションなのだが、女性の働き方に関しての問題点について述べられている。

私の周りには、パートで生計を立てている女性がいなかったり、男女同権の会社に長くいたため、あまりピンと来なかった。

第4章では、正社員の過酷な働き方について書かれている。

最近の話題である「限定正社員」についても触れられており、その問題点指摘も的を射ている。

第5章で、この本のテーマである雇用形態が身分を作るということが書かれている。

雇用形態により、給料が大きく異なり、そのことが人生設計に大きな影響を与えるとのこと。

第6章では、第5章の補足と言う感じで、政府の責任について言及している。

官製ワーキングプアなども取り上げており興味深い。





この著者である森岡氏の本は分かりやすいので、元々この手のテーマの本が好きな方だけでなく、労働問題を学ぶ学生などが読んでも参考になると思う。

個人的に、かなりオススメの本だと思う。

本当は非正規の方々にこそ、こういう本を読んでほしいのだが、それは厳しいのかもしれない…

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