2014.07.10 Thursday

覚悟の決め方 上原浩治

ボストン・レッドソックスのクローザーというより、メジャーを代表するクローザーといっても過言ではないような活躍をみせる上原浩治。

そんな上原の幼少時代から、2番手投手だった高校時代、大学時代の活躍、憎き讀賣ジャイアンツ時代、メジャーでの日々といった野球人生について語られている。
「覚悟の決め方」というタイトルの通り、メジャーでのストイックすぎるかと思える日々の生活には驚かされた。

上原浩治なりの野球哲学というものがよく分かり、成功する人間は自分なりの信念を持っているということがよく分かった。

またダルビッシュ有、田中将大のメジャー移籍を例に挙げ、メジャーでの実績がない状態での高額すぎる年俸はいかがなものかという提言、中継ぎというポジション(現在はクローザーを努めているが)への評価の低さなど、上原個人のことだけでなく野球界全体のことを考えた内容も多く興味深い。




ノムさんの言葉に「投手出身の監督は精神野球で本質からかけ離れている」というものがあるが、上原がもし監督をやれば、この言葉は当てはまらないと思う。

上原の考え方は、しっかりした哲学を持っており、我々のような一般人にもビジネスの上で成功するヒントを与えているように思え、おすすめの一冊である。


最後に、上原浩治オールスターゲーム出場決定おめでとう!!

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