「安倍晋三」大研究 望月衣塑子&特別取材班
今年の秋には通算在職日数が歴代最長を越えてしまいそうな安倍晋三の研究。
幼少期から第一次安倍政権までのエピソードを紹介した漫画からスタート。
このエピソードがなかなか面白く、子ども時代からの「強情で我を通す性格」などが紹介されているのだが、なぜ漫画にしたのかが謎で、普通に文章で紹介してくれればいいのにと思えた。
第2章では、「最強首相・安倍晋三」と題して安倍晋三の歴史認識、ポツダム宣言や自衛隊そして核兵器などについて書かれている。
論理的思考力に欠けるということがよく分かる内容である。
また少しゴシップ誌的な内容になるのだが、山口県下関市での市長選の選挙妨害依頼の事後処理のもつれで、自宅に火炎瓶が投げ込まれた事件などについても書かれている。
第3章では、内田樹氏とともに「民主主義と安倍政権」について考える。
他の本でもそうなのだが、内田氏は斬新なモノの見方で、個人的に参考にさせて頂くことが多い方である。
この本でも「合意形成とは、みんなが同じくらい不満足な解を出すこと」とうアイディアは、「多数が満足する解を出す」ことと考えてしまいそうな民主主義を改めて考えなおそうと思うきっかけになった。
また安倍政権が官僚をコントロールする方法として「安倍マイレージ・システム」が採用されており、官邸の意向を反映した行動をすることでポイントが貯まっていき、そのポイントが貯まると優遇されるとのこと。
こういう上手い例えができるのも内田氏ならでは。
興味がある方はぜひ読んでほしい。
幼少期から第一次安倍政権までのエピソードを紹介した漫画からスタート。
このエピソードがなかなか面白く、子ども時代からの「強情で我を通す性格」などが紹介されているのだが、なぜ漫画にしたのかが謎で、普通に文章で紹介してくれればいいのにと思えた。
第2章では、「最強首相・安倍晋三」と題して安倍晋三の歴史認識、ポツダム宣言や自衛隊そして核兵器などについて書かれている。
論理的思考力に欠けるということがよく分かる内容である。
また少しゴシップ誌的な内容になるのだが、山口県下関市での市長選の選挙妨害依頼の事後処理のもつれで、自宅に火炎瓶が投げ込まれた事件などについても書かれている。
第3章では、内田樹氏とともに「民主主義と安倍政権」について考える。
他の本でもそうなのだが、内田氏は斬新なモノの見方で、個人的に参考にさせて頂くことが多い方である。
この本でも「合意形成とは、みんなが同じくらい不満足な解を出すこと」とうアイディアは、「多数が満足する解を出す」ことと考えてしまいそうな民主主義を改めて考えなおそうと思うきっかけになった。
また安倍政権が官僚をコントロールする方法として「安倍マイレージ・システム」が採用されており、官邸の意向を反映した行動をすることでポイントが貯まっていき、そのポイントが貯まると優遇されるとのこと。
こういう上手い例えができるのも内田氏ならでは。
興味がある方はぜひ読んでほしい。
| the_esperanza | 政治問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |