政治はケンカだ! 明石市長の12年 泉房穂
暮らしやすい街づくりだけでなく、暴言問題なども含めて、良い意味でも悪い意味でも有名な元明石市長である泉房穂氏の考え方を知りたくて購入。
市長時代の日々のエピソードに加えて「議会論」「政党論」「役所論」「宗教・業界団体論」「マスコミ論」「リーダーシップ論」といった独自の斬新な考え方を聞けるのが面白い。
明石市の漁師の家庭に生まれ、東大に進学し、NHKに入社後テレビ朝日に移り、政治家秘書、弁護士を経て政治家に。
こう聞くと順風満帆なエリートの経歴にしか見えないのだが、幼少時代は貧困で苦労したそうで、世の中の不条理に抗いたくて10歳の時に「将来明石市長になる」と決心したそうである。
今の時代なら、貧困な家庭に生まれたにもかかわらず東大に進学し、政治家になるということはほぼ不可能なので、泉氏はこの時代に生まれたこので活躍できたのだと思えてしまう。
市長として市議会とのやり取りが大変だったそうで、vs自民党、vs公明党には苦労したそうなのだが、日本維新の会と日本共産党は賛成してくれることが多かったそうである(笑)
水と油の関係である維新と共産党に協力してもらった数少ない首長とのこと。
日本維新の会と言えば、橋下徹氏とは司法修習の同期らしく、考え方は違えど頻繁に交流しているそうで、パワハラ報道が出た際にも連絡を取り合う中らしい。
また立憲民主党に関しては、自民党に対して以上に手厳しかった(笑)
自分が進めたい政策を進めるにあたって、議会が障壁になったのはもちろんだが、それ以外にも副市長をはじめとする職員も大きな障壁になったそうで、自分の進めたい政策を進めるにあたって色々とやり合ったそうである。
この泉氏は社会人経験や行動力があり、なおかつケンカも辞さない覚悟がある方なので、議会や職員とやり合いながらも政策を進めることができたが、普通の首長ではなかなか難しいのではないか?
関西の某市で新しく若い市長さんが誕生したが、東大→ハーバードといった経歴は素晴らしいが、社会人経験はなくなおかつケンカなどしたこともなさそうなので、議会や職員に取り込まれてしまいそうでならない。
個人的には、泉氏の話を聞きたいのにインタビュアーの鮫島浩氏が前に出過ぎてしまい、飯島氏の考えに泉氏が頷くだけになってしまうところも見られ、その点がもったいなかった(特にマスコミ論)
市長時代の日々のエピソードに加えて「議会論」「政党論」「役所論」「宗教・業界団体論」「マスコミ論」「リーダーシップ論」といった独自の斬新な考え方を聞けるのが面白い。
明石市の漁師の家庭に生まれ、東大に進学し、NHKに入社後テレビ朝日に移り、政治家秘書、弁護士を経て政治家に。
こう聞くと順風満帆なエリートの経歴にしか見えないのだが、幼少時代は貧困で苦労したそうで、世の中の不条理に抗いたくて10歳の時に「将来明石市長になる」と決心したそうである。
今の時代なら、貧困な家庭に生まれたにもかかわらず東大に進学し、政治家になるということはほぼ不可能なので、泉氏はこの時代に生まれたこので活躍できたのだと思えてしまう。
市長として市議会とのやり取りが大変だったそうで、vs自民党、vs公明党には苦労したそうなのだが、日本維新の会と日本共産党は賛成してくれることが多かったそうである(笑)
水と油の関係である維新と共産党に協力してもらった数少ない首長とのこと。
日本維新の会と言えば、橋下徹氏とは司法修習の同期らしく、考え方は違えど頻繁に交流しているそうで、パワハラ報道が出た際にも連絡を取り合う中らしい。
また立憲民主党に関しては、自民党に対して以上に手厳しかった(笑)
自分が進めたい政策を進めるにあたって、議会が障壁になったのはもちろんだが、それ以外にも副市長をはじめとする職員も大きな障壁になったそうで、自分の進めたい政策を進めるにあたって色々とやり合ったそうである。
この泉氏は社会人経験や行動力があり、なおかつケンカも辞さない覚悟がある方なので、議会や職員とやり合いながらも政策を進めることができたが、普通の首長ではなかなか難しいのではないか?
個人的には、泉氏の話を聞きたいのにインタビュアーの鮫島浩氏が前に出過ぎてしまい、飯島氏の考えに泉氏が頷くだけになってしまうところも見られ、その点がもったいなかった(特にマスコミ論)
| the_esperanza | 政治問題 | 23:59 | comments(0) | - |