石原慎太郎伝 大下英治
東京都知事、運輸大臣などを歴任した石原慎太郎が2022年2月1日に亡くなった。
その石原慎太郎の生涯を、政治をテーマとしたノンフィクション作家として有名な大下英治氏が書き記す。
亡くなった方についての本という事で、やや美化しているところも多いのだが、大下氏は石原慎太郎とは2人で食事をする間柄だったようで、衝撃的なエピソードもあり面白い。
この本の帯にも書かれていることなのでネタバレを承知で紹介すると
石原慎太郎「日本人は、なぜこのように自ら責任を取ることにない、だらしない民族になり下がってしまったと思う」
大下英治「…」
石原慎太郎「最も国家に責任を持つべき天皇陛下が、昭和20年8月15日の太平洋戦争の敗戦の日、自ら割腹して果てなかったからだよ」
このような「えっ?」と思ってしまう天皇観を持っており、こういう考え方であったため同じ作家である三島由紀夫と激突してしまう。
ちなみに上記の会話は、編集者を帰して2人で食事に行った際に大下氏が聞いたもので、(石原慎太郎が)死んだあとは書いてもかまわないと承諾をもらっていたそうである。
石原慎太郎は好き嫌いが分かれる人物だと思うが、読み物としては面白いと思う。
都知事時代のエピソードで、防災訓練で銀座に装甲車を走らせたということが書いてあったのだが、それずっと前に裕次郎さんは西部警察で実行済みです。
やはり血のつながった兄弟ですね(笑)
その石原慎太郎の生涯を、政治をテーマとしたノンフィクション作家として有名な大下英治氏が書き記す。
亡くなった方についての本という事で、やや美化しているところも多いのだが、大下氏は石原慎太郎とは2人で食事をする間柄だったようで、衝撃的なエピソードもあり面白い。
この本の帯にも書かれていることなのでネタバレを承知で紹介すると
石原慎太郎「日本人は、なぜこのように自ら責任を取ることにない、だらしない民族になり下がってしまったと思う」
大下英治「…」
石原慎太郎「最も国家に責任を持つべき天皇陛下が、昭和20年8月15日の太平洋戦争の敗戦の日、自ら割腹して果てなかったからだよ」
このような「えっ?」と思ってしまう天皇観を持っており、こういう考え方であったため同じ作家である三島由紀夫と激突してしまう。
ちなみに上記の会話は、編集者を帰して2人で食事に行った際に大下氏が聞いたもので、(石原慎太郎が)死んだあとは書いてもかまわないと承諾をもらっていたそうである。
石原慎太郎は好き嫌いが分かれる人物だと思うが、読み物としては面白いと思う。
都知事時代のエピソードで、防災訓練で銀座に装甲車を走らせたということが書いてあったのだが、それずっと前に裕次郎さんは西部警察で実行済みです。
やはり血のつながった兄弟ですね(笑)
| the_esperanza | 石原裕次郎 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |