賢慮の世界史 国民の知力が国を守る 佐藤優 岡部伸
産経新聞論説委員の岡部氏と、佐藤優氏が現在の国際情勢を解説。
岡部氏は産経新聞の方なのに落ち着いた方で、自らの海外赴任時の実体験による解説が分かりやすい。
最初の書き出しで、モスクワ滞在時のホテルにてルームサービスのボルシチに睡眠薬を入れられて財布からドル札だけ抜き取られた話で、ロシアの怖さを教えてくれている。
当たり前だが「睡眠薬ではなく毒だったら死んでいる」訳で、ある種の警告である。
このようなロシアの怖さを踏まえて北方領土問題について解説してくれている。
佐藤氏の解説によると、ロシアはINF全廃条約の失効により中距離弾道ミサイルが日本国内に配置されるのを懸念しているとのこと。
マスコミがこの点について触れないのが不思議で仕方がないらしい。
次にヨーロッパに関して、ブレグジット問題、ゴーンの国外逃亡問題、そして最近注目されているインテリジェンスアライアンス"ファイブ・アイズ"へ日本が参加するかについてメリット、デメリットも踏まえて紹介してくれている。
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、 ニュージーランドというアングロサクソンの5カ国の"ファイブ・アイズ"に日本が参加し、"シックス・アイズ"となる日は来るのだろうか?
日本とイギリスが連携するなると、日英同盟を思い出す方も多いだろう。
もちろん日本の外交戦略の基軸である日米関係についても触れられているが、ヨーロッパ、特にロシアやイギリスの今を知りたい方にお薦めしたい。
岡部氏は産経新聞の方なのに落ち着いた方で、自らの海外赴任時の実体験による解説が分かりやすい。
最初の書き出しで、モスクワ滞在時のホテルにてルームサービスのボルシチに睡眠薬を入れられて財布からドル札だけ抜き取られた話で、ロシアの怖さを教えてくれている。
当たり前だが「睡眠薬ではなく毒だったら死んでいる」訳で、ある種の警告である。
このようなロシアの怖さを踏まえて北方領土問題について解説してくれている。
佐藤氏の解説によると、ロシアはINF全廃条約の失効により中距離弾道ミサイルが日本国内に配置されるのを懸念しているとのこと。
マスコミがこの点について触れないのが不思議で仕方がないらしい。
次にヨーロッパに関して、ブレグジット問題、ゴーンの国外逃亡問題、そして最近注目されているインテリジェンスアライアンス"ファイブ・アイズ"へ日本が参加するかについてメリット、デメリットも踏まえて紹介してくれている。
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、 ニュージーランドというアングロサクソンの5カ国の"ファイブ・アイズ"に日本が参加し、"シックス・アイズ"となる日は来るのだろうか?
日本とイギリスが連携するなると、日英同盟を思い出す方も多いだろう。
もちろん日本の外交戦略の基軸である日米関係についても触れられているが、ヨーロッパ、特にロシアやイギリスの今を知りたい方にお薦めしたい。
| the_esperanza | 政治問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |