2020.02.16 Sunday

プロレスラーは観客に何を見せているのか TAJIRI

ハッスルのイベントで少しだけお会いしたことがあり、ファンサービスに大変熱心で素敵だったTAJIRI。

そんなTAJIRIのプロレスに対する考え方が知りたくて購入。

WWEのトップであるビンス・マクマホンの「プロレスとはキャラクター産業である」や、TAJIRI自身の「プロレスは表現の世界」といった昔からのプロレスファンがカチンとくるようなフレーズから始まる。

ただ、これには前提条件があって「基本的な身体能力」や「一定以上の技術・強さ」はあって当たり前で、そこからどう表現していくかが重要であるとのこと。

そこで、どうやってTAJIRIがプロレスラーになったのか、そしてプロレスラーとしてどのようなキャリアを積んでいったのかを、メジャーとインディー、日本と海外、WWE時代といったテーマで、経験を交えながら分かりやすく語ってくれている。

WWEはシステムが確立された外資系企業といった感じで、日本人ビジネスマンが外資系の超大手企業に就職した際に感じる驚きと同じ感じで、どの世界も超一流に触れた際はそのレベルの高さに驚愕してしまう。

そのWWEで重要視されるキーワードは「サイコロジー」



個人的にはハッスル時代の裏話や、制作会議の様子を聞けたのは、実際に会場で見たTAJIRIの活躍する姿を思い出しながら読め楽しめた。

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