新・リーダーのための教養講義 佐藤優
佐藤優氏と同志社大学の優秀な学生さんたちの合宿の様子を実況中継風に収録。
以前に佐藤優氏と灘高校の生徒さんの対談の本を読んだことがあるのだが、佐藤優氏の学生への接し方が、将来日本を担う優秀な人材を育てたいという気持ちが表れていて、とても興味深い。
私は学生ではないが、佐藤優氏の授業は受けてみたいと思っており、講演などがあれば話を聴きに行きたいと思っている。
それはさておき、本のタイトルにあるようにリーダー論にも触れているのだが、個人的にはロシア外交に携わった佐藤優氏と上司である東郷和彦氏による北方領土問題交渉について、当事者の実体験を踏まえて解説している点が興味深い。
「上手く交渉していれば、今頃北方領土は日本に返ってきていたのでは?」「日本とロシアで平和条約が締結できていたのでは?」と思えるエピソードが紹介されており、もう少し政治家や外務省がしっかりしていればと思えてしまった。
またこの交渉をテーマに「あなただったらどういう交渉をしたか?」という課題に学生さんたちに取り組んでもらい、なかなか鋭い指摘をされる方もいて盛り上がる合宿だったように思えた。
外務省を退官したとはいえ、有能なこの2人に対ロシア交渉の一員に加わってもらえばいいのにと思えてしまった。
佐藤優氏は外務省に対しかなり恨みを持っているようで、協力を依頼するのは難しいかもしれないが(笑)
以前に佐藤優氏と灘高校の生徒さんの対談の本を読んだことがあるのだが、佐藤優氏の学生への接し方が、将来日本を担う優秀な人材を育てたいという気持ちが表れていて、とても興味深い。
私は学生ではないが、佐藤優氏の授業は受けてみたいと思っており、講演などがあれば話を聴きに行きたいと思っている。
それはさておき、本のタイトルにあるようにリーダー論にも触れているのだが、個人的にはロシア外交に携わった佐藤優氏と上司である東郷和彦氏による北方領土問題交渉について、当事者の実体験を踏まえて解説している点が興味深い。
「上手く交渉していれば、今頃北方領土は日本に返ってきていたのでは?」「日本とロシアで平和条約が締結できていたのでは?」と思えるエピソードが紹介されており、もう少し政治家や外務省がしっかりしていればと思えてしまった。
またこの交渉をテーマに「あなただったらどういう交渉をしたか?」という課題に学生さんたちに取り組んでもらい、なかなか鋭い指摘をされる方もいて盛り上がる合宿だったように思えた。
外務省を退官したとはいえ、有能なこの2人に対ロシア交渉の一員に加わってもらえばいいのにと思えてしまった。
| the_esperanza | 政治問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |