大阪的「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた 井上章一
なんとなく購入した本なのだが、予想以上に面白くて、お勧めしたい本。
大阪のおばちゃんと聞けば、たいていの人が「人なつっこく、冗談をたやさない、陽気な女性たち」を想像するであろう。
なれなれしく、けたたましいとも言えるのだが…
ところが谷崎潤一郎氏が1932年にあらわした随筆だと「関西の夫人は凡べて、言葉数少なく、婉曲に心持ちを表現する」と書かれている。
谷崎氏は、阪神間の山手暮らしだったので、周りがそのような方ばかりだったとの言えるかもしれないが、現在のイメージとあまりにも異なっている。
そこで色々と調査していくと、素人出演のTV番組の影響に一因があるのではないかということが分かってきた。
このようなテーマを真面目に考える本なのである(笑)
また野球好きには、元々は南海が「反讀賣」の旗手だったのが、それが阪神に移っていった歴史に井上氏の解説を交えて触れている。
今からは想像できないが、お客さんもあまり入らなかった阪神タイガースが人気球団となる過程で、TVの力が大きくサンテレビの貢献の高さを絶賛している。
逆に、阪神が讀賣にお伺いを立てるコバンザメみたいなエピソードもあり、ファンとしてはちょっとつらい(笑)
大阪のおばちゃんと聞けば、たいていの人が「人なつっこく、冗談をたやさない、陽気な女性たち」を想像するであろう。
ところが谷崎潤一郎氏が1932年にあらわした随筆だと「関西の夫人は凡べて、言葉数少なく、婉曲に心持ちを表現する」と書かれている。
谷崎氏は、阪神間の山手暮らしだったので、周りがそのような方ばかりだったとの言えるかもしれないが、現在のイメージとあまりにも異なっている。
そこで色々と調査していくと、素人出演のTV番組の影響に一因があるのではないかということが分かってきた。
このようなテーマを真面目に考える本なのである(笑)
また野球好きには、元々は南海が「反讀賣」の旗手だったのが、それが阪神に移っていった歴史に井上氏の解説を交えて触れている。
今からは想像できないが、お客さんもあまり入らなかった阪神タイガースが人気球団となる過程で、TVの力が大きくサンテレビの貢献の高さを絶賛している。
逆に、阪神が讀賣にお伺いを立てるコバンザメみたいなエピソードもあり、ファンとしてはちょっとつらい(笑)
| the_esperanza | 社会問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |