すべての組織は変えられる 麻野耕司
なんとなく購入した本だったのだが、購入した後で意外と売れている本だと知る。
この手の本は、敢えて難解な言葉を使っていることが多いのだが、この本は逆で平易な言葉で書かれている。
そのため、移動時間などを利用して2日で読んでしまった…
納得できるところもある一方、「これってどうなの?」と思えるところもあった。
「戦略至上主義という病」の章で、「感謝と謝罪の効果」に言及しているところがあった。
私自身、自分のチームのメンバーに対し、繁忙期に特に頑張ったものに感謝の気持ちとして食事に招待や、ブランド物のネクタイを渡したりしていた。
また性格的に、自分の采配ミスの場合、素直に「私の判断ミスだった、申し訳ない」と頭を下げることもある。
ところが、このような対応をしても、心に響かない鈍感な者が1人はチームにいて、奢りで食事に連れていっても1人だけしらけている。
こういう者も結構いるので、感謝と謝罪も相手によって使い分けるべきだと思う。
ちなみに、そういう方は社内で相手にされないので、辞めていくことになるのだが…
「会議が空回りする病」の章で、問題がテーブルの下に隠れているということが書かれていた。
これは、問題点を会議で報告すると叱られるから伝えないということである。
私からすると、会議の問題点というより、会社の雰囲気(社風)の問題である。
外資系企業で働いていると、上司に対しても気軽に相談できる雰囲気があり、問題を発見すると躊躇せずに会議で報告しやすい。
フォルクスワーゲンは知らないが…(笑)
日本の企業では、なかなか悪い報告はしづらいようで、東芝のような事が起きてしまう。
会議を変えるには、難しいことではあるのだが社風を変えることが重要に思う。
これ以上書いてしまうとネタバレになるので、この辺でとどめておく。
管理職の経験豊富な方には、やや物足りないかもしれないが、管理職になりたての方や人事制度構築などに興味がある方には、ぜひ目を通してほしい本である。
この手の本は、敢えて難解な言葉を使っていることが多いのだが、この本は逆で平易な言葉で書かれている。
そのため、移動時間などを利用して2日で読んでしまった…
納得できるところもある一方、「これってどうなの?」と思えるところもあった。
「戦略至上主義という病」の章で、「感謝と謝罪の効果」に言及しているところがあった。
私自身、自分のチームのメンバーに対し、繁忙期に特に頑張ったものに感謝の気持ちとして食事に招待や、ブランド物のネクタイを渡したりしていた。
また性格的に、自分の采配ミスの場合、素直に「私の判断ミスだった、申し訳ない」と頭を下げることもある。
ところが、このような対応をしても、心に響かない鈍感な者が1人はチームにいて、奢りで食事に連れていっても1人だけしらけている。
こういう者も結構いるので、感謝と謝罪も相手によって使い分けるべきだと思う。
「会議が空回りする病」の章で、問題がテーブルの下に隠れているということが書かれていた。
これは、問題点を会議で報告すると叱られるから伝えないということである。
私からすると、会議の問題点というより、会社の雰囲気(社風)の問題である。
外資系企業で働いていると、上司に対しても気軽に相談できる雰囲気があり、問題を発見すると躊躇せずに会議で報告しやすい。
日本の企業では、なかなか悪い報告はしづらいようで、東芝のような事が起きてしまう。
会議を変えるには、難しいことではあるのだが社風を変えることが重要に思う。
これ以上書いてしまうとネタバレになるので、この辺でとどめておく。
管理職の経験豊富な方には、やや物足りないかもしれないが、管理職になりたての方や人事制度構築などに興味がある方には、ぜひ目を通してほしい本である。
| the_esperanza | 社会問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |