元大阪高検公安部長・三井環氏の本。
高検の部長ともなれば、検察の中でもかなりの地位である。
そんな彼が大阪地検特捜部に逮捕されてしまう。
大阪地検と言えば、証拠品を改ざんしてしまうような検事がいるところである。
微罪、でっちあげにより逮捕され起訴されてしまう。
裁判では実刑の有罪となり収監されてしまうのだが、本当に彼は収監されてしまうようなことをしたのだろうか?
著者は検察組織を恨んでおり、私怨と思われる記述も多いのだが、検察の重大な問題点を提起してくれており興味深い。
検察のあり方に疑問を抱いている方、鳥越俊太郎氏のTV番組“ザ・スクープ”が好きな方にはお勧め。