石破茂氏、鈴木エイト氏、白井聡氏、古谷経衡氏、浜矩子氏、野口悠紀雄氏、鈴木宣弘氏、井上寿一氏、亀井静香氏、浅羽通明氏という錚々たるメンバーが、今の自民党の問題点について各自の切り口で問題点を指摘している。
こう聞くと、各々の文章はあまり深い提案はできないのではないかと思いがちだが、その道の専門家が自分の得意分野、例えば石破氏は防衛問題、鈴木氏は統一教会問題といった具合で自民党の問題点を指摘しているので、斬新な視点が多く興味深い。
正直この本を読んでいると、何故に自民党が政権与党でいることができるのかと思えてしまうのだが、野党にはもう少し本気で政権交代に挑んでほしいと思う。