2021.02.21 Sunday

詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間 長谷川晶一

私のような他チームファンから見ても印象に残っている日本シリーズ。

森監督率いる西武ライオンズと野村監督率いるヤクルトスワローズが1992年、1993年と2年連続で7戦まで戦った対決といえば、思い出す方も多いのではないだろうか?

2年連続4戦で終了だと何も残らない…

・岡林投手の力投

・飯田選手のバックホーム

・ギャンブルスタート

全部ヤクルト側で恐縮だが、今でも語り継がれるシーンが数多いのもこの日本シリーズの特徴である。

それに加えて、森監督VS野村監督という2人の名キャッチャー出身の監督の裏の読み合いが面白い!

ここで手を打つと相手が別の手を打ってくるから、敢えて動かないという選択もあるのである。

また著者の長谷川氏の野球好きが伝わってくる文章と、この激戦を戦ったメンバーの現在のインタビューまである取材力には脱帽させられた。



ちなみにご存じの方も多いと思うが、飯田選手のバックホーム時の守備位置、古田選手のギャンブルスタートは、どちらもノムさんの指示ではなく、選手が自ら考えて最善の策を取った。

ノムさんが良く使った言葉「人を遺すは上なり」が頭に浮かんできた。

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