外交の大問題 鈴木宗男
いきなりで恐縮だが、私が最も嫌いな政治家の一人が鈴木宗男氏であった。
ただ逮捕や収監、大病を患う等を経験したのちに、普通の人になった鈴木宗男氏は、意外と興味深い。
そう言うわけで、この本を購入してみることにした。
第1章から、いきなりイスラム国(IS)を取り上げており、ご自身の経験も踏まえ、日本政府の対応の問題点を指摘している。
私には、鈴木宗男氏の指摘は、まっとうなものに思えた。
第2章では、田舎で生まれて、政治家を目指すまで(中川氏の秘書時代も含む)が書かれている。
若い頃の苦労した生活や、和田アキ子との意外なエピソードが面白かった。
第3章では、政治家・鈴木宗男として、外交という分野へ興味を持った経緯、そして政務次官として、どのような仕事をしたのかが書かれている。
この時に、ソ連時代のモスクワ大使館に勤務していた佐藤優氏と出会ったようで、その後の盟友となっていったのは周知の事実である。
また杉原千畝さんの名誉回復にも注力したようで、この点は評価できる。
第4章では、北方領土問題すなわちロシアとの外交問題がテーマである。
ここで橋本首相時代、森首相時代に、北方領土返還の大きなチャンスがあったこと、ただ詰めが甘く、最後の最後で成功しなかったとのこと。
実際にどのような交渉をしていたかが書かれており、興味深かった。
第5章では、今後の外交についてで、ロシアの重要性が書かれている。
鈴木宗男氏は、どうしてもロシア外交に携わっていた人間なので、ロシア贔屓な感は否めない。
ただロシアと仲良くすることで、中国や韓国への大きな牽制になるというのは事実だと思う。
最後に鈴木宗男×佐藤優の対談があるのだが、とても内容が濃い。
この対談で印象に残ったフレーズが「オバマは詰め将棋ができない」という言葉で、妙に納得してしまった。
この本を読めば、どういう意味か納得できるはずである。
ただ逮捕や収監、大病を患う等を経験したのちに、普通の人になった鈴木宗男氏は、意外と興味深い。
そう言うわけで、この本を購入してみることにした。
第1章から、いきなりイスラム国(IS)を取り上げており、ご自身の経験も踏まえ、日本政府の対応の問題点を指摘している。
私には、鈴木宗男氏の指摘は、まっとうなものに思えた。
第2章では、田舎で生まれて、政治家を目指すまで(中川氏の秘書時代も含む)が書かれている。
若い頃の苦労した生活や、和田アキ子との意外なエピソードが面白かった。
第3章では、政治家・鈴木宗男として、外交という分野へ興味を持った経緯、そして政務次官として、どのような仕事をしたのかが書かれている。
この時に、ソ連時代のモスクワ大使館に勤務していた佐藤優氏と出会ったようで、その後の盟友となっていったのは周知の事実である。
また杉原千畝さんの名誉回復にも注力したようで、この点は評価できる。
第4章では、北方領土問題すなわちロシアとの外交問題がテーマである。
ここで橋本首相時代、森首相時代に、北方領土返還の大きなチャンスがあったこと、ただ詰めが甘く、最後の最後で成功しなかったとのこと。
実際にどのような交渉をしていたかが書かれており、興味深かった。
第5章では、今後の外交についてで、ロシアの重要性が書かれている。
鈴木宗男氏は、どうしてもロシア外交に携わっていた人間なので、ロシア贔屓な感は否めない。
ただロシアと仲良くすることで、中国や韓国への大きな牽制になるというのは事実だと思う。
最後に鈴木宗男×佐藤優の対談があるのだが、とても内容が濃い。
この対談で印象に残ったフレーズが「オバマは詰め将棋ができない」という言葉で、妙に納得してしまった。
この本を読めば、どういう意味か納得できるはずである。
| the_esperanza | 政治問題 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |