サブタイトルが「歪んだ二つのインテリジェンス組織」ということで、両者のインテリジェンス組織としての特徴を中心に述べられている。
防衛大学出身の幹部自衛官が、外務省への出向、駐在武官としての経験を踏まえ、防衛省と外務省のインテリジェンスの特徴を述べながら、個々のインテリジェンスの内容を解説している。
比較的平易な言葉で説明されており、読みやすいと思える。
日本は、アメリカと中国との間でどのように生き延びるかといった点は、考えさせられる。
ちなみに、この本の中に色々と叩かれているプロ野球機構コミッショナー・加藤良三がちょくちょく顔を出している。