2019.01.01 Tuesday

官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態 佐藤優

官僚の言動が何かと問題になった2018年。

2019年の最初は、官僚について考えてみようと思い購入。

元外務官僚であった佐藤優氏が解説してくれているのだが、「自殺の大蔵(財務省)、汚職の通産(経産省)、不倫の外務」ということばがあるらしく、各省庁で文化が異なるらしくそのあたりも分かりやすく解説してくれている。

また森友・加計学園問題なども踏まえて、官僚の背後にある存在である政治家の問題についても言及している。

佐藤氏のいた外務省については、かなり詳しく現状分析しており、在外勤務手当がかなり恵まれている役所で20代で2,000万円貯められるとのこと。

また40代で無能とみなされたノンキャリアがいちばんいい身分で、たいした仕事はないのにお金だけは入ってくるらしい(笑)

外務省の不祥事としては、覚えていらっしゃる方も多いと思うが、機密費の流用の件を佐藤氏の視点で解説してくれている。





TVドラマ化もされた高度経済成長時代の官僚を描く作品である「官僚たちの夏」という城山三郎氏の小説があるのだが、この中で政治家の「分かった」という言葉が重要な意味を持つ。

実際の世界でも、政治家の「分かった」は要注意で、「聞き流す意味」なのか「了解の意味」なのかを判断する必要があるようである。

法の下の平等を基本とする官僚であるはずが、特定の人や団体のために働く官僚が出てきており、それを「第二官僚」と名付けており、そのルーツは竹中平蔵であるというのには納得させられた(笑)

総理に様々な肩書で登用された官僚OBや財界人なども、「第二官僚」と言ってよいらしい。

現在の官僚を理解するには最適の本だと思うので、多くの人に読んでほしい。

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