2019.02.08 Friday

なぜ日本だけが成長できないのか 森永卓郎

メディア出演も多く、知名度もある森永卓郎氏の本格的な本を読むのは、実は初めてだったりする。

どんな考えを持っているのか興味があり購入したのだが、まずは世界のGDPに占める日本の比率が、1995年は17.5%と世界の約1/6が日本だったのだが、2016年には6.5%まで落ち込んだそうである。

森永氏によると、この間に労働人口は減っていないそうで 人口減が理由ではなく、小泉総理時代の構造改革で日本の資本が外資に売られたからだとのこと。

小泉総理時代の構造改革が転機だったのには納得するが、私は労働人口の変化にも一因はあると思っていて、労働人口は同じでも「若い世代の減少」「世界と戦える最新の技術を持つ人材の減少」も理由だと思う。

小泉政権時の経済政策に関しては、竹中平蔵や木村剛の不良債権政策を真っ向批判。

国家がハゲタカファンドと一緒に、国の優良資産を二束三文で売っぱらってしまっているとの主張には、私も納得している。



この現状を打破するには、量的緩和政策と減税(消費税アップをストップする)ことであり、安倍政権の経済政策を一定レベルでは認めている。

ただ減税を財務省が許すだろうか?

森永氏の財務省に対する考えは、やや偏見もあるのだろうが斬新であり、森友事件へ対する見立てが、とても以外で面白かった。

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