2018.11.04 Sunday

巨人・阪神 失敗の本質 野村克也

「外野手出身の監督に名監督はいない」という持論を持つノムさんが、高橋由伸が辞任した巨人と、金本知憲が辞任した阪神の現状を嘆く。

巨人に関してはかなり手厳しく、高橋監督に対して「野球哲学はあるのか」「無策すぎる」と辛辣な批判が多い。

捕手の小林に対しても、リードや構えに対して問題点を指摘している。

ただ小林が打てないことに対しては、捕手は守備優先ということで少しかばっている。

また菅野智之に対しては、往年の名投手と比較して絶賛しており、岡本和真に対しても期待しているようである。



阪神に関しては、ご自身が阪神監督時代に苦労したこともあり、金本監督への批判は少なく同情している。

「阪神が甲子園で勝てない理由」として、ファンからのプレッシャーが大きいのが、勝てば励みになるが、負けたときはツラいという本音を語っている。

また阪神の選手では、右の大砲である中谷将大に注目しているようなので、来季は活躍してノムさんを喜ばせてほしい!

この本は、巨人と阪神がテーマの本だが、他球団についても語っており、他球団のファンが読んでも楽しめると思う。

日本シリーズで強肩を魅せつけてくれたあの選手についても語ってます。

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