2018.08.27 Monday

燃えよ左腕 江夏豊

日経新聞で連載された「私の履歴書」に、大幅加筆された江夏豊の半生。

阪神タイガースの伝説の左腕の本ということで、発売とほぼ同時に購入。

真っ直ぐしか投げられず、しかもノーコンでプロ入りした江夏が、カーブを覚え、アウトコースへの絶妙のコントロールを身につけて、エースへの階段を上がっていく。

もう1人の伝説の投手である村山実とともに、球界を代表する生え抜き投手が2人も同時に活躍している時代があったというのは羨ましい。

やや話がそれてしまうが、ノーコンを克服した江夏豊に藤浪晋太郎を預けてみてはどうだろうかと、私は密かに思っている。

この本の話に戻ると、江夏の三振へのこだわりは生半可なものではなく、節目の三振は王さんから取りたいと考え、それを見事に実行できるのはさすがである。



阪神からトレードで南海に移り、ノムさんと出会い、球界に「革命」を起こす。

リリーフ投手として大活躍し、投手分業に一役買うことになった。

ノムさんに関しては、監督として、4番打者としては認めているが、捕手としてはあまり認めていなかったようである。

とは言え、ノムさんとは仲が良く、江夏のお子さんをノムさんがお風呂に入れてくれたりしたらしい(笑)

その後、ノムさんの南海監督解任と同時に、ノムさんを慕っていた江夏もチームを離れることに…

優勝請負人として、それから複数の球団を渡り歩くが、広島時代の江夏の21球がもっとも有名なエピソードであろう。

その広島でチームメイトとなった衣笠さんへの最後のメッセージは…

泣けてくる…

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