2014.09.13 Saturday

プロ野球構造改革論 岡田彰布

9月に入って失速中の和田タイガース…
いったんは続投が決定していたものの、和田監督の進退問題も浮上してきた。

新たな監督として名前が挙がってきているのが岡田彰布元監督。

そんな岡田さんが、プロ野球界の立て直し、構造改革について語っているのがこの本である。

ちなみに阪神OBとしての発言というより、元選手会長といった立場の内容も多く、他球団のファンの方々が読んで頂いても充分に楽しめる内容だと思う。





序盤は岡田彰布と野茂英雄というあまり接点のなさそうな繋がりを交えて「メジャー論」「FA論と導入に至るいきさつ」といったことが記載されている。

私のような阪神ファンだと「選手・岡田彰布」「監督・岡田彰布」として見てしまうことが多いのだが、「選手会長・岡田彰布」という別の一面が知れて興味深かった。
(こう言うとなんだが、まだ空けていない引き出しを多く持っていそうな気がする)

労働組合の責任者として、トップ選手の意見を主張するだけでなく、最低年俸で頑張っている選手の声を代弁することを考えていたりと、さすがとしか言いようがない。

昨今の選手の格好への不満は、「ヒゲ・長髪禁止」と野村克也さんみたいなことを語っているが、やはり組織を率いるものとして価値観は似ているのだと思えた。

本の後半では持論である「プロ野球1リーグ10球団、三軍制(プロ野球30球団制)」について書かれている。
この提言に賛成か反対かは、この本を読んで是非考えてほしい。

ちなみにこの本でプロ野球選手の引退後の人生について書かれている章で、「甲子園の近くで居酒屋の大将として頑張っている先輩」という記載があるのだが、これってケンペイさんですよね?(笑)
私自身も岡田さんにお会いしましたし(笑)

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