2010.07.13 Tuesday

慶應幼稚舎(幻冬舎新書)

「慶應幼稚舎」と聞き何を想像するだろうか?

「学費が高そう」「芸能人の子どもが多い」といった必ずしもプラスのイメージにはならないような噂が多いような気がして興味があった。
ちなみに幼稚舎は、大学のキャンパスとは離れた場所(最寄り駅は広尾駅)にあるので、慶應義塾大学に入学してもほとんど接点はない。

まず学費だが初年度納入金は約150万円とのこと。
理系の私立大学並じゃないかよ!
いちばん手のかかる小学生を預けるのだから、これ位かかるのも仕方がないのかと思う反面、小学生の子どもがいる比較的若いであろう親御さんにはやはり高いように思える。

「先ず獣身を成して後に人心を養う」
これが幼稚舎の教育方針なのだが、強健な身体の育成にプライオリティをおき、その後で色々なことを学べばいいということである。
正直私には意外に思えて興味深かった。
だが私の考えも、これにとても近いので共感できた。

このように幼稚舎の事が色々と書かれており大変興味深い。





でもこの幼稚舎に小学生の頃から入ってしまうと、色々と問題が生じるように思えてしまう。

この幼稚舎には比較的高い学費を払える家庭の子どもしかいないのである。
ということは、その生活を普通だと錯覚してしまうのではないか?
今日の世の中は“所得格差”が著しく、日々の生活に困っているような方々も多い。
そのような人たちのことを理解するのが難しくなるのではないだろうか?

高校くらいから入るのが最もバランス良いように思うのは私だけだろうか?

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