2007.06.20 Wednesday

富山冤罪事件、再審開始!

2002年に強姦と強姦未遂で逮捕されたのち、約2年1カ月間の服役後に冤罪とわかった富山県内の男性(40才)の再審初公判が20日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で開かれた。
無罪であるにも関わらず、警察・検察のずさんな取調で逮捕、起訴、そして裁判で実刑を受け、服役ののちに真犯人が現れたというこの事件。

以前にこのBlogでも扱った志布志事件と同様に警察、検察の罪は大きい。

そんな責任のある検察は、この再審の冒頭陳述で「被告人は無実です」と述べた。
人を冤罪なのに服役させておいて、よくそんなこと言えるな。

こ〜の〜や〜ろぉぉぉ!!

無罪ならば、最初の裁判の時にそう言わんかい!!
というか、起訴するなよ。

当時この捜査に携わった警察官、検察官は今いったいどういう心境なんだろうか?
今日の日本では、ここ数年毎年3万人以上の人間が自殺をしている。
自分が捜査のプロを自覚し、この事件を恥じる気持ちが少しでもあるのなら、その3万人の1人になってもいいのではないか?

それくらい国家権力が1人の弱者を高圧的な取調で有罪、服役に追いやった罪は大きいと思う。

ちなみに私は日本弁護士連合会が主催した
取調べの可視化(録画・録音)を考えるシンポジウム
「えん罪を生み出す取調べの実態」〜ある日突然逮捕されて〜
というシンポジウムで、この男性をお見かけしたことがある。

人間見た目がすべてではないが、物静かな華奢な感じの方で、こういう犯罪をやらかす粗暴な人間にはまったく見えませんでした。
まあ無罪だと分かっての感想なのでまったく説得力はありませんが。

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