2006.10.23 Monday

敬遠


敬遠とは「野球で、投手が打者との勝負を避け、故意に四球を与えること」である。
まあこのブログを見に来てくれるような方は敬遠の意味を知らないわけがないが念のため。

その敬遠が野球においてさまざまなドラマを引き起こす。

高校時代の松井秀喜が甲子園で5打席連続敬遠され問題となったし、これよりも前にドカベンというマンガの中で主役の強打者・山田太郎が5打席連続敬遠(しかも満塁でも歩かせた!)を受けたことがあった。

また敬遠のボール球を打ち返すというとんでもない事をやってしまう選手もいる。
我らが新庄剛志が阪神時代に巨人の槙原から敬遠のボールを打ちサヨナラヒットを放ったという伝説もある。

前置きが長くなってしまったが、そんな敬遠が中日VS日本ハムの日本シリーズの明暗を分けた。
☆第1戦☆
日本ハムはまだ序盤でダルビッシュが井上を敬遠し谷繁勝負。
結果タイムリーを打たれてしまう。

☆第2戦☆
中日は山本昌が試合の後半で8番打者の金子との対決。
金子と勝負か、9番の投手(代打が出てくる可能性は高かったが)と勝負を選ぶ場面で敬遠せず敢えて金子と勝負。
結果タイムリーを打たれてしまう。

第1戦は若くペナントレースでも連勝を重ねてきたダルビッシュに序盤から敬遠をさせる事で、日本ハムベンチが自らダルビッシュの勢いを止めたように思えた。

第2戦は山本昌が金子と勝負し打たれてしまうのだが、金子はここ一番でしぶといタイムリーを打つような勝負強い選手である。歩かせて9番の投手か、その代打と勝負したほうが打ちとれる可能性が高かったように思えてならない。
阪神があれだけ苦しめられた山本昌を代打でいきなり打席に立っても早々打てるものじゃない。

まあ両チームがお互い長所を出し互角の展開の日本シリーズ。
火曜日の第3戦が楽しみである。

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